【発達障害クリスチャンのつぶやき】 はじめて聖書を読むかたへ(1)まずは何から買うか

こんにちは。はじめて聖書をお読みになるかたへ、かんたんな手ほどきをさせていただきたいと思います。

どういうモチベーションで聖書をお読みになりたいか、わかりませんので、とりあえず、宗教の押し売りにならないようにだけ、気をつけます。

私の自己紹介をしたいと思います。クリスチャンです。いままでに聖書を、通して17回、読んだことがあります。20年以上、クリスチャンをやっておりますが、聖書を17回、読んだことがあるかたにはまだ出会ったことがありません。私なりの「こつ」みたいなものが伝わるといいなと思いながら、書いています。

まず、手元に聖書があるかたは、それをお読みになったらよいと思いますが、まず、買うところから迷うかたのためのアドバイスを書きたいと思います。本屋さんに行っても、あるいはAmazonみたいなところで買おうとしても、じつにさまざまな聖書が売っている。翻訳が違うことに気づかれましたでしょうか(聖書は、旧約聖書と新約聖書からなり、旧約はヘブライ語から、新約はギリシア語から翻訳されています。どの聖書も「原典に忠実」「最新の研究の成果を反映」「読みやすい日本語」などと書いてあって困る)。大きさもさまざま。

ここで、私のおすすめを、ズバっと書いてしまうことにしましょう。翻訳は、日本聖書協会の『聖書 新共同訳』がおすすめです(以下「新共同訳聖書」と呼びます)。これを勧める理由は、おそらく今、日本でいちばんよく読まれている聖書だからです。私もいろいろ読んできて、それぞれの聖書の翻訳に一長一短あることは知っていますが、文体も正確さも、この「新共同訳」がもっともスタンダードな感触です。もっと新しい聖書が出ていることは知っていますが(それらも読んでいます)、どうも、まだ評価が固まっていなかったり、ひどいのはまだ誤植などが残っていたりするのです(私もずいぶん発見いたしました)。そこで、「新共同訳」をオススメする次第です。

大きさの話ですね。聖書はなんでそんなにぶ厚いのか。そもそも、ほんとうは、もっとぶ厚くなるはずのものを、いっしょうけんめい、薬の説明書きのごときうすい紙を使い、特殊な製本をして、ようやくあのサイズにおさめているのです。普通の本のように作ると、だいたい線型代数(大学の1年くらいで習う数学の一種)の教科書の20冊ぶん(!)くらいになります(いわゆる「岩波訳聖書」がそれ)。それを、あの大きさにまとめているだけでもすごいと思ってください。でも大きい。特殊な製本をしているし、高い。大きいものはがさばるし、小さいものは字が小さくて読みづらいし。

そこで、またもズバッと提案をしますね。「新共同訳」の「新約聖書」だけのものを買いましょう! 実は、旧約聖書と新約聖書の分量は同じではありません。旧約聖書:新約聖書=3:1くらいです。ですから新約聖書だけ買えば、全体の4分の1のサイズになります。手に取ってみればわかりますが、小さいやつなら、文庫本くらいのサイズになります。Amazonだと手に取るわけに行きませんが、だいたい、レビュアーさんの意見などをよくお読みになり、ちょうどいい大きさのものをお探しください。値段も、ほどほどにお求めやすくなります。

次回は、(2)どこから読むか。

腹ぺこ 発達障害の当事者。偶然に偶然が重なってプロテスタント教会で洗礼を受ける。東京大学大学院博士課程単位取得退学。クラシック音楽オタク。好きな言葉は「見ないで信じる者は幸いである」。

【クリスチャンビギナーズ】第1回 聖書について教えて!

 






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