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祈りに被災者が涙 ナイトdeライトによるチャリティー・コンサートで西日本豪雨ボランティア報告

投稿日:2018年8月28日 更新日:

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クリスチャン・アーティストのナイトdeライトが24日、西日本豪雨のためのチャリティー・コンサートをシオン・キリスト教団・蒲田教会(石田敏則牧師)で開いた。また、日本聖約キリスト教団・南輝聖約キリスト教会(岡山市)牧師の吉岡創さんと町田聖書キリスト教会(東京都町田市)牧師の山尾研一さんがボランティア報告を行った。

ナイトdeライト=24日、シオン・キリスト教団・蒲田教会(東京都大田区)で

岡山キリスト災害支援室(岡キ災)で活動している吉岡さんは冒頭、このように話した。

「岡山は日本一日照時間が長い県で、『晴れの国岡山』がキャッチフレーズ。岡山は安全な場所、災害など起きるはずがないと思っていた。これまで支援することはあったが、今回、初めて支援される側になった。民間の支援団体が『雨のち晴れの国岡山。やっぱり晴れるで』というコピーを作ったが、キリスト教会では『岡山はハレルヤの国だ』と言って励まし合っている」

吉岡創さん=24日、シオン・キリスト教団・蒲田教会(東京都大田区)で

今回、岡キ災が支援に入ったのは、大きく報道されていた倉敷市真備町。近年、ベッドタウンとして、若い世帯が好んで家を建てた。そのため、被災した家屋も、築30年以下の比較的新しいものが多く、建ったばかりの家が浸水した例も少なくない。吉岡さんが聞いた話によると、鍵を渡されて新築のマイホームに足を踏み入れたところ、その夜から雨が降り続いて、近くの川の堤防が決壊し、被災したというケースもあった。

真備町では4000棟以上が全壊、51人が亡くなった。6月までの人口は3カ月連続で伸びていたが、7月には543人が真備町を去ったという。

岡キ災は、災害から4日後に発足。週明けの7月16日には活動を開始した。こんなに短時間で動くことができたのは、40年を超える超教派の交わりがあったこと、平時での交わりが有事での連携につながったこと、宣教協力によって初動に使える資金があったことなどによる。

現在までのボランティアの数は922人(23日現在)、献金総額は1481万4387円(21日現在)。これまでの泥かきなどの支援活動は9月末で終了するが、その後は子どもたちのケア、仮設住宅への支援などに活動を移行する。

報告の最後に、吉岡さんはこのようなエピソードを紹介した。

「被災した家の庭先で、家主の了解を得て皆で祈っていると、ご婦人が号泣しだしたのです。『キリストさんたちは本当によくしてくれている。本当によくやってくれた。近所の人たちは、「きっとここに教会が建つね」と言っている』と話してくれました。真備町は古い町ですが、教会が一つもありません。この町での1カ月の活動で神様の栄光を現すことができたら、岡山にいる牧師として、こんな感謝なことはありません」

山尾研一さん=24日、シオン・キリスト教団・蒲田教会(東京都大田区)で

キリスト教会・広島災害対策室で活動をした山尾さんは、広島県呉市での報告を行った。呉市のボランティア・ベースは8月10日で閉鎖し、宿泊型のボランティアは終了したが、通いのボランティアは今も受け入れ、毎週火曜日と金曜日に活動をしている。

「まだまだボランティアのニーズはあるが、最近、急激に数が減って、いちばん被害の大きかった地区にボランティアを送れていないと聞いている。広島は、おもに土砂災害がひどかった。岡山も同じだが、今年の夏は記録的な猛暑。連日、熱中症との戦いだった」

活動中は、1時間に1リットルの水を飲む。20分作業をして10分休憩をとり、また20分作業をする。これを繰り返しながら、半日または1日作業をするが、その休憩の合間にも被災した家庭の方々から話を聞き、心を通わせることができるのだという。

「本当の意味で心を寄せて祈ることは、被災地を離れた後でもできる。これが真のボランティアなのだと思う」と山尾さん。

報告の後、再びナイトdeライトが登場。満席となった会場を盛り上げ、祈りと献金の後、幕を閉じた。

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守田早生里(もりた・さおり)

守田早生里(もりた・さおり)

日本ナザレン教団会員。社会問題をキリスト教の観点から取材。フリーライター歴10年。趣味はライフストーリーを聞くこと、食べること、読書、ドライブ。

2018年11月17日 患難との戦い(フィリピの信徒への手紙 1:12-20)
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兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。

つまり、わたしが監禁されているのはキリストのためであると、兵営全体、その他のすべての人々に知れ渡り、

主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、わたしの捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです。

キリストを宣べ伝えるのに、ねたみと争いの念にかられてする者もいれば、善意でする者もいます。

一方は、わたしが福音を弁明するために捕らわれているのを知って、愛の動機からそうするのですが、

他方は、自分の利益を求めて、獄中のわたしをいっそう苦しめようという不純な動機からキリストを告げ知らせているのです。

だが、それがなんであろう。口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされているのですから、わたしはそれを喜んでいます。これからも喜びます。

というのは、あなたがたの祈りと、イエス・キリストの霊の助けとによって、このことがわたしの救いになると知っているからです。

そして、どんなことにも恥をかかず、これまでのように今も、生きるにも死ぬにも、わたしの身によってキリストが公然とあがめられるようにと切に願い、希望しています。

(フィリピの信徒への手紙 1:12-20)

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