2019年ニュース・ランキング(前編)

 

「クリスチャンプレス」は2018年6月に配信をスタートし、毎日数本のキリスト教関連のニュースやインタビューなどを配信してきた。今年掲載された記事の中で、最も読まれたものをランキング形式で紹介する。

ちなみに、1位と2位は3万8000ビュー前後(ページが表示された回数)、3位と4位は2万7000ビュー前後、そして9位までは1万ビュー以上、10位も約9800ビューだった。

まずは10位から6位まで。

10位 主流派教会は激減、福音派は成長── 神学的・道徳的危機が教会の閉鎖を招く(2月25日)

カナダのオンタリオ州にあるウェスト・モントローズ合同教会(写真:Peter K Burian)

最も歴史のあるプロテスタント教会は今、危機に瀕(ひん)している。米国世論調査機関ピュー研究所(ワシントンD.C.を拠点にした、米国や世界の人々の問題意識や傾向を調査するシンクタンク)の2015年の調査によると、かつてキリスト教会の中心だったこれらの教団は、いま米国において、1年間に100万人ほど信徒が減少し、毎年、数十の教会が閉鎖されている。

この傾向に歯止めをかけるため、そして再び教会に人々を引き寄せるために、教会リーダーや牧師による取り組みが行われている。

9位 キリシタン大名・黒田官兵衛の神社が姫路に 「神器」は日本刀と十字架(1月30日)

歌川豊信 「羽柴筑前守秀吉と黒田勘兵衛尉孝高」

キリシタンの戦国武将・黒田官兵衛とゆかりの深い広峯神社(兵庫県姫路市)の境内に「官兵衛神社」が建立される。神社の本殿裏に社殿(約18平方メートル)を建て、8月下旬には完成の予定だ。2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で岡田准一が主役を務めて注目されたが、放映後も、歴史好きの女性、いわゆる「歴女」など年間約20万人が参拝に訪れるという。

1587年、宣教師が日本侵略をねらっていると猜疑(さいぎ)心に駆られた秀吉はバテレン追放令を出し、官兵衛にも棄教を迫る。しかし、官兵衛は通説とは違い、宣教師が残した史料によると、死ぬまでキリスト教信仰を捨てず、キリシタン大名として大きな影響力を持ち続けた。そうした誤解が生じたのは、江戸時代の禁教期、日本国内でだけ史実がねじ曲げられていたためだ。

8位 カリタス小学校の女子児童ら刺される(5月28日)

カリタス小学校のホームページ

カリタス小学校(内藤貞子校長)の児童らが5月28日午前7時40分ごろ、神奈川県川崎市登戸で通学のバスを待っていたところ、男に切りつけられた。神奈川県警によると、小学生の女児16人と男児1人、大人2人の合わせて19人が刺されて病院に運ばれ、このうち小学6年の栗林華子(くりばやし・はなこ)さん(11)と別の児童の父親で外務省職員の小山智史(おやま・さとし)さん(39)の死亡が確認された。ほかに保護者の女性(45)と女児2人が重傷。

カリタス小学校は、神奈川県川崎市多摩区にあるカトリック系の私立の小学校(日本カトリック学校連合会加盟校)。カリタスとはラテン語で「愛」を意味する。人を分け隔てすることなく大事にする心で、子どもたちがこの「カリタス」の心を学ぶことで幸せな人生を歩み、社会に「カリタス」の心を伝えていくミッションを果たす者となるようにとの願いから付けられた校名。

7位 「日本のマザー・テレサ」緒方貞子さん帰天、92歳(10月29日)

緒方貞子さん(写真:World Economic Foru)

日本人初の国連難民高等弁務官として難民問題などに尽力した緒方貞子(おがた・さだこ)さんが10月22日に帰天したことが29日、分かった。92歳。葬儀は29日午後、カトリック田園調布教会(東京都大田区)で営まれた。聖心女子大の後輩で、長年親交のあった上皇后美智子さまも弔問に訪れた。

緒方貞子回顧録』(岩波書店)によると、1927年、東京都生まれ。曽祖父は元首相の犬養毅。外交官である父親の転勤のため、幼少期を米国サンフランシスコやポートランド、中国の福州や広東、香港などで過ごす。小学校4年生の時に帰国した後、カトリックの聖心女子学院に転入。48年、新学制になった聖心女子大学文学部英文科に第一期生として入学した。同期生に須賀敦子がいる。初代学長エリザベス・ブリット(米国聖心会シスター)に大きな影響を受け、在学中、カトリックの洗礼を受けた。

6位 2019年参院選④ 国民、公明、共産、維新、諸派 どこに投票すべきか(7月18日)

2016年参議院選挙。東大阪で(写真:Mr.churasan)

これまで、クリスチャンの議員の多かった社民党(社会党)、自民党、立憲民主党を取り上げてきたが、支持政党がない場合、どの政党、どの人に投票すればいいのか、迷っている人も多いかもしれない。人気投票のように考えて、入れたい人がいないからと、投票に行かない人もいるだろう。しかし少し調べれば、選挙は面白くなる。(後編に続く)

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