ギリシアと旧共産主義圏で「信仰」の重要性上がる 2020年7月30日

キリスト新聞社ホームページ

 米ピュー・リサーチセンターは7月20日、「地球規模で神による分化」と題して、新たな報告を公表。それを受けて、露紙「ORTHODOX CHRISTTIANITY」が、各国における正教会の教勢・伸長について指摘している。

 同紙によれば、「神について重く受け止める信仰」「宗教」「倫理道徳を持つために神が必要である」とする人々が、欧州ではとくにギリシア、または旧・共産主義国で増加傾向にある。この調査は、昨年、米ピュー・リサーチセンターが34カ国3万8千426人を対象に「神への信仰」「信仰と道徳の関係」「神と祈りの重要性」についてアンケートを実施したもの。

 調査対象となった34カ国において、地域差は大きいが、中央値に位置する45%の人々が「道徳的であるために神を信じる必要がある」と回答。また同様に62%が「宗教は生活に重要な役割を果たしている」と答えた。とくにギリシアでは回答者の53%が、信仰と倫理道徳に関係性を見出している。ギリシアと同じ正教国であるブルガリア、ウクライナが僅差で続いた。一方、スウェーデンでは、信仰と倫理道徳に関係性を見出したのは、回答者の9%で、調査国内でもっとも低い数値を示した。

 一方、イスラム教国インドネシア、カトリックが大多数を占めるフィリピンなどの国では、回答者の96%が道徳的であるためには神を信じる必要があると考えている。

 ギリシアでは、回答者の30%が「宗教はやや重要」、50%が「非常に重要」としており、欧州でもっとも宗教の重要性を意識しているという結果が出ている。回答者の70%が「宗教を重要視」した米国に続いて、ブルガリア59%、ウクライナ60%、ロシア63%となっている。

「神の重要性」については、旧共産主義国であるロシア(16%増)、ブルガリア(14%増)、ウクライナ(12%増)で上昇し、最大の下降幅をみせたのは、伝統的にカトリックの強いスペイン(26%減)だった。

=「ORTHODOX CHRISTTIANITY」転載・翻訳許諾記事=
https://orthochristian.com/131979.htmlの抄訳

 webサイト「orthchristian.com」は、ロシア・スレテンスキー修道院(創立1397年)が運営する正教会の情報サイト。モスクワ中央区ルビャンカ大通りに位置する。2017年にはプーチン大統領が見学のために訪問している。

公式サイト:http://www.pravoslavie.ru

Share

Related Posts

None found

  1. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】2018年の聖書考古学上の発見トップ10(後編)

  2. 「悲しみは喜びに変わる」金性済NCC総幹事、「朝鮮半島の平和のための円卓会議」でメッセージ

  3. 香港聖公会ポール・クウォン(鄺保羅)大主教 国家安全維持法を「歓迎」と表明 2020年7月24日

  4. 米国で「教会に属する人」の割合 初めて50%を下回る=ギャラップ社調査

  5. 今こそキリスト教の使命を果たそう 教会指導者が新型コロナ・ウイルスに関するパネル・ディスカッションを開催

  6. 史上初の米朝首脳会談 韓国の牧師はどう見ているか

  7. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】日本がクリスチャン迫害の歴史を世界に知らしめる理由──「潜伏キリシタン」遺跡群、ユネスコ世界遺産登録

  8. 性的虐待に対応するための全世界の司教協議会会長会議 日本でもさまざまな対応

  9. WCC総会を半世紀ぶりにヨーロッパで開催 2021年、ドイツのカールスルーエで

  10. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】2018年ランキング(前編)

  11. コロナの雲に覆われて世界各地のクリスマス 2020年12月28日

  12. パンデミックに沈む街に差し込むイエスの光(1)

  13. 聖パトリック大聖堂が財政難に コロナ禍で訪問者激減 2020年7月22日

  14. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】福音派大学で信仰を失う──それは通過儀礼の一つ(対訳)

  15. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】米国最大のクリスチャン小売チェーン、ライフウェイが全170書店を閉鎖、オンライン販売に転換

クリスチャンプレス をご支援ください

300円 1000円 5000円 10000円

※金額のご指定も可能です。

金額をご指定

リンク用バナーダウンロード

画像をダウンロードしてご利用ください。

リンクを張っていただいた場合は、ご連絡いただけると幸いです。