アフリカの希望のために コロナ禍で異例の「世界食料デー」 2020年9月5日

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 ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構、清家弘久理事長)は、国連が定める10月16日の「世界食料デー」に合わせて、10月1日〜11月30日を「2020世界食料デー月間」とし、活動報告や飢餓啓発講演を行う大会や初のYouTubeオンライン大会などを開催する。

 世界食料デーは1981年、世界に広がる食料問題や飢餓、極度の貧困を考え、解決していくことを目的に国連が制定。今年の1食分募金は「アフリカの希望のために」として①コンゴ民主共和国、②ルワンダ、③エチオピア、④南スーダン、⑤ケニアで、子どもたちの学校給食、エイズ孤児や貧困から脱却を図る農家支援、またコロナ感染対策などに用いる予定。

 コロナ禍での開催となった今年の「世界食料デー」は、主催する各実行委員会の判断で大会開催を見合わせる事態が広がり、開催数は例年の半数以下となっている。大会を計画しているのは8月末時点で、仙台、京都、東大阪、芦屋、岡山、沖縄の6地区11大会。今後の新型コロナウイルス感染状況次第では開催の見合わせやリモート開催への変更も余儀なくされるという。大会数が減れば募金活動に影響を及ぼすことも懸念される。

 こうした事態に対処するため、ハンガーゼロはYouTubeによる「オンライン世界食料デー大会」を10月16日の午後8時〜10時(予定)で計画中。初のオンライン開催となる同大会では、アフリカの代表的な食材紹介コーナーや視聴者が参加できるボードゲームなどを盛り込み、生配信ならではの内容を予定しており、スタッフは「一人でも多くの人に世界食料デーの意義を知っていただき、飢餓解決にむけて協力の輪を広げていきたい」と意気込んでいる。

 各教会の礼拝や支援会などでアピールできるよう、①現地スタッフの活動報告(ルワンダ、コンゴなど)、②飢餓啓発講演(20分)、③食料デー礼拝説教(30分)、④ハンガーゼロ親善大使による音楽などの各種動画を作成するほか、子ども向けの教材として、支援するアフリカ5ヵ国について考えたり親子で調べたりできる小冊子『アクション・ブックレット』(A5判・8頁)も配布する。

 国連は2030年までに「飢餓をゼロに」という持続可能な開発目標(SDGs)を掲げているものの、新型コロナウイルス感染拡大とバッタの大量発生も追い打ちとなり、飢餓人口はむしろ拡大していくと警鐘を鳴らしている。2030年予測では、飢餓人口が8億4千万人を超え、その半分がアフリカ。特に貧困層は職を失い、さらに食料確保が困難になっているという。

 「世界食料デー大会」の開催情報はハンガーゼロ公式ホームページ(www.hungerzero.jp/)まで。YouTubeでの「オンライン大会」は専用チャンネル(https://www.youtube.com/user/hungerzero)を参照。

 1食分募金の参加方法は、①ハンガーゼロのウエブサイトから、②大会会場で、③記入欄に「世界食料デー」と明記の上、郵便振替00170-9-68590「日本国際飢餓対策機構」へのいずれかで。問い合わせはハンガーゼロ東京事務所(Tel 03-3518-0781)まで。

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