シャルル・ド・フーコー神父ら7人が「聖人」に

キリスト新聞社ホームページ

バチカン・ニュース(日本語版)によると、教皇フランシスコは5月3日、「列聖の件」をめぐり枢機卿会議を開き、シャルル・ド・フーコー神父ら、7人の福者の列聖を決定した。

この会議により、司祭、探検家、トゥアレグ族の言語および文化研究者としてサハラ砂漠で観想生活を生き、58歳で盗賊団に殺害されたシャルル・ド・フーコー神父ら、7人の福者の列聖が決定した。列聖の日・場所については、「パンデミック」の状況を考慮し、追って発表される。

シャルル・ド・フーコー神父は1858年、ストラスブール生まれ、探検家、地理学者として知られる。信仰を失い、無規律な生活を過ごしたが、軍人になり、モロッコ探検を機に、神の現存に心を揺り動かされ28歳で回心、サハラ砂漠で遊牧民トゥアレグ族の友であろうと努め、奴隷制度と闘い、言葉と文化を学び、トゥアレグの叙事詩を収集し、タマハク語の辞書を編集した。1888年に著書『モロッコのルネサンス』を発表した。1890年に厳律シトー会に入会、1916年12月1日、サハラの奥地で暗殺された。2001年4月24日に教皇ヨハネ・パウロ2世によって尊者に、2005年11月13日に、教皇ベネディクト16世によって列福された。

フーコー神父の伝記や霊的手記が多数出版されている。邦訳書に次のようなものがある(現在、在庫なく絶版のものも含む)。ジャン=フランソワ・シックス著、倉田清訳『シャルル・ド・フコーの霊的遍歴』(エンデルレ書店、1976年)、シャルル・プチ著、大久保昭男著『シャルルとイエズス』(エンデルレ書店、1981年)、ルネ・ヴォワイオーム著、澤田和夫訳『人人のあいだに・人人のなかに――イエスのシャルルに続く者たち』(ドン・ボスコ社、1996年)、ジャン=フランソワ・シックス著、倉田清訳『シャルル・ド・フーコー』(聖母文庫・聖母の騎士社、1998年)、シャルル・ド・フーコー著、澤田和夫訳『霊のあふれの手記』(サンパウロ社、2000年)。

この日、列聖が決まった福者たちは以下のとおり。

・シャルル・ド・フーコー(司祭 フランス1858~アルジェリア1916)
・ラザロ(デヴァサハヤム・ピライ 信徒、殉教者 インド1712~1752)
・セザール・ドゥ・ビュス(キリスト教教理司祭会創立者 司祭、フランス1544~1607)
・ルイジ・マリア・パラッツォーロ(貧しき者の修道女会創立者 司祭、イタリア1827~1886)
・ジュスティーノ・マリア・ルッソリッロ(司祭、神の召命会・神の召命修道女会創立者 イタリア1891~1955)
・イエスのマリア・フランチェスカ(アンナ・マリア・ルバット 修道女、ロアーノのカプチン律修第三会創立者 イタリア1844~1904)
・マリア・ドメニカ・マントヴァーニ(修道女、聖家族の小さき姉妹会共同創立者 イタリア1862~1934)

Share

Related Posts

  1. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】この夏の大ヒット映画は、世代間で知恵を伝えることの重要性を示す(後編)

  2. 阿久戸光晴氏が福岡女学院大学・福岡女学院大学短期大学部学長に

  3. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】2018年ランキング(前編)

  4. NHK大河ドラマ「麒麟がくる」とキリスト教(23)ガラシャ没後の細川忠興 その3

  5. ライフ・エンディング・フェア2019 宗教学者・島田裕巳さんが語るキリスト教葬儀の可能性

  6. 特別展「キリシタン──日本とキリスト教の469年」國學院大學博物館で開催中

  7. 【対談】島田裕巳×大和昌平 葬儀が変わる、そのとき教会は?(前編)

  8. オンライン献金への日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の対応(前編)

  9. 「敬天愛人」は聖書から? 「西郷どんとキリスト教」守部喜雅氏

  10. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】グラミー賞受賞シンガー、ビリー・アイリッシュが教えてくれる10代の不安

  11. 東京バプテスト神学校が入学礼拝 14人の神学生が誕生

  12. ノーベル平和賞候補、エジプトのコプト教徒とは

  13. 聖書にまつわる疑問からクリスチャンのリアルな日常まで、みんな教えます!『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)

  14. 8月23日はディック・ブルーナの誕生日

  15. 【米クリスチャニティ・トゥデイ】米国の世俗化についての統計結果は驚きをもたらす(後編)

クリスチャンプレス をご支援ください

300円 1000円 5000円 10000円

※金額のご指定も可能です。

金額をご指定

リンク用バナーダウンロード

画像をダウンロードしてご利用ください。

リンクを張っていただいた場合は、ご連絡いただけると幸いです。