青山学院大学、日本赤十字社とボランティア・パートナーシップ協定を締結

青山学院大学(東京都渋谷区)は16日、日本赤十字社(本社:東京都港区)とボランティア・パートナーシップ協定を締結した。同大青山キャンパスで行われた締結式では、阪本浩(さかもと・ひろし)学長と日本赤十字社の大塚義治(おおつか・よしはる)社長が協定書に署名した。

青山学院大学の阪本浩学長(写真=左)、日本赤十字社の大塚義治社長(同右)。(写真:青山学院大学提供)

これは、国際社会における人道的課題に取り組むボランティアの育成において、相互の連携・協力の推進を目的としたもので、主な連携協力事項は、▷ボランティアの育成に関する連携、▷ボランティア活動の実施のための連携。

同大は、スクール・モットーである聖書の言葉「地の塩、世の光」(マタイ5:13~16)を体現するサーバント・リーダーの育成に向けた「青山学院大学ボランティアセンター」を2016年に設立した。専門のコーディネーターと学生スタッフによって運営され、東日本大震災以降、青学生が主体的に活動展開してきたボランティア・ステーションを改組する形で学生へのボランティア活動情報・機会の提供や社会貢献活動の一端を担ってきた。

一方、日本赤十字社は、世界192の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークの一社で、「人間のいのちと健康、尊厳を守る」という使命に基づいて、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動している。1859年のソルフェリーノの戦いに接したスイス人実業家アンリー・デュナン(第1回ノーベル平和賞受賞者)が、傷つき苦しんでいる兵士を敵・味方の区別なく救う活動に自ら献身したことに始まる赤十字の思想と運動を受け継いでいる。

双方の働きに共通するのは、リーダーシップとイニシアチブをもって、国内外の人道的な課題を解決する若者の力。この認識を一つにし、同大も、日本赤十字社も、特に若者に、ボランティア活動をとおして、今日の人道的な課題への取り組みと、国際社会におけるさまざまな人道的課題に対する理解を深めるための積極的な学びの必要性を呼びかけている。

同大は今後、学内でその周知に努めるとともに、学生や教職員、卒業生などに対してボランティア活動への積極的な参加を呼びかける。また、協定に基づいて、日本赤十字社からボランティア活動の情報およびプログラムの提供を受け、国際社会における人道的課題に取り組むボランティアを日本赤十字社と協力して育成していく予定だ。

 






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