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カトリック名古屋教区、4月からは主日ミサを行い、聖なる3日間も工夫して

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カトリック名古屋教区(教区長:松浦悟郎司教)は25日、「新型コロナ・ウイルス対策(6)聖なる三日間の典礼について」という文書を発表した。名古屋教区では4月に入ると主日のミサを行うようにしているが、9日の聖木曜日、10日の聖金曜日、11日の復活徹夜祭という「聖なる3日間」の典礼では次のような方針を示した。

聖木曜日……洗足式は省き、拝領後の聖体安置所への行列も省くことができる。

聖金曜日……盛式共同祈願の中で、新型コロナ・ウイルス感染症に苦しむ世界のために祈る。

復活徹夜祭……「光の祭儀」で、火の祝福と行列を省くことができる。

名古屋教区の管轄区域は愛知県、岐阜県、石川県、福井県、富山県の5県で、新型コロナ・ウイルスの感染者が確認されているのは愛知県が157人、岐阜県が15人、石川県が8人、福井県が5人、富山県はいない(26日現在)。

カトリック布池教会(写真:Tomio344456)

名古屋教区では3月8、15、22、29日と主日のミサが4回にわたって中止されていたが、16日付の「新型コロナ・ウイルス対策(4)、及びそれに伴う行事について」という文書で、4月からは細心の注意を払いながら通常に戻していくとした。その理由を、同文書では次のように述べている。

現在、学校をはじめ、さまざまな場での自粛が行われているのは、感染の広がりを抑えピークを遅くするための対策として要請されたものです。このことによって感染者をゼロにするということではなく、医療崩壊を起こさないことや薬を含めた対策を進めていくためでした。その意味では、緊急措置の期間をずっと続けるのではなく、慎重さとさまざまな配慮をしながらも、徐々に通常の生活に戻していくことになります。そのためには、一律のやり方ではなく、それぞれの現場の状況に合わせた対策や配慮が必要となってきます。

ただ、21日付の「新型コロナ・ウイルス対策(5)」では、「教区としての方針は変わりませんが、感染リスクとしては愛知県が高く、また愛知県の中でも人数が多く、また人の密集度が高い小教区では通常の対策だけでは心配なところもあると思います」として、愛知県内の小教区を対象にして、主日のミサをしないという選択も許可するという。ただし、「主日のミサを増やすことや、聖堂での座り方、歌わずオルガン中心にする典礼など工夫しても限界があると判断した場合」に限られる。

A 主日ミサをしない場合

*司祭は、事前に主日のミサを行い、その聖体をもってある一定時間(通常のミサの時間)聖堂に待機する。その時間内に信徒が来た場合、聖体を授ける。

*信徒は、日曜日のミサの時間内(小教区で決めた時間)ならいつでもいいので、教会に来て、その日の「聖書と典礼」を使って沈黙のうちに一人で祈る。やり方としては、集会祈願を唱えた後、3つの聖書朗読(答唱詩編を含む)をゆっくり味わい、少し黙想した後共同祈願、主の祈りまで行う。その後、聖堂にいる司祭から聖体を受け、最後に拝領祈願を心の中で唱え終わる。

*献金は、入口に箱を置く。

または、愛知県内の小教区のみならず、「他県の小教区でも、人数が多く懸念があるなら」、もう一つの選択肢「B 通常の主日のミサをする場合」として、次のようにすることも示した。

*小教区として主日のミサをするが、高齢者や付き添い、さまざまな理由で心配な人たちは、ミサ後に教会に来て聖体を受けることができる。そのために、司祭は主日のミサが終わってから一定時間の間(例えば、約1時間)聖堂に留まり、ミサ後に来る信徒たちが上記方法で祈りをした後に聖体を授ける。

これは、通常の状態に戻すため、一歩を進める具体策であり、時間差があっても、できるだけ主日に教会に集い、秘跡を受けることを主眼にしているという。

新型コロナ・ウイルス対策(6)聖なる三日間の典礼について」という文書の全文は次のとおり。

新型コロナ・ウイルスに関して、典礼秘跡省から聖週間の典礼について、一般的な指針が出ました。名古屋教区として、これに基づいた聖なる三日間の典礼の方針を下記に示しますので、それを参考に行っていただけたらと思います。

1 聖なる三日間の典礼について

聖木曜日

* 洗足式は省きます。一つの工夫として、説教の後で、例えば象徴的に桶とタオルを祭壇横に置き、静かに先唱者が交唱(洗足式の時に用いるもの)を唱え、イエスが弟子の足を洗ったことの意味を味わうこともできます。

*拝領後の聖体安置所への行列は省くことができます。その場合、聖体は聖櫃に安置します。

聖金曜日

典礼秘跡省から、盛式共同祈願の中で、新型コロナ感染症に苦しむ世界のための意向で祈るように勧められています。下記の祈りを入れるようにお願いします。

「新型コロナ・ウイルス感染症に苦しむ世界のために」

助)新型コロナ・ウイルス感染症に苦しむ世界のために祈りましょう。神が苦しむ人々を支え、病への恐れと不安を取り除いてくださいますように。
(しばらく沈黙の後、唱える)
司)希望のよりどころである神よ、病に苦しむ人に必要な治療を与え、医療に携わる人を感染症からお守りください。ともにいてくださるあなたに支えられ、不安と混乱に襲われた世界が希望を取り戻すことができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活徹夜祭

「光の祭儀」では、火の祝福と行列を省くことができます。その場合、はじめから置かれた復活ろうそくに火を灯し献香した後、復活賛歌が続きます。

典礼全体の工夫

* 典礼の中の応唱や聖歌を、司式者と先唱者の間のみで行うこともできます。

* 三日間の典礼に参加しない信徒が、式後に教会に来て祈り聖体を拝領することができるように、司祭は式後にある一定時間は聖堂にいるなどの配慮をします。その際、遅くなるのでミサ(典礼)の時間を早めることも一つの方法です。

以上のことを参考にして典礼を行うようにお願いします。名古屋教区といっても地域性や条件の違いもあるので、小教区でよく話し合い、柔軟性をもって実施していただいて結構です。

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