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「キリストの大使」としての人生 CBMC世界大会 近藤高史(日本CBMC理事)

投稿日:2018年6月28日 更新日:

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CBMC(キリスト者実業人会)の世界大会が23日から25日まで、イギリス・北アイルランドのベルファストで開催された。世界60カ国から約400人が集まり、日本からも青木仁志(さとし)理事長夫妻をはじめ、9人が参加した。

日本からの参加者。左から3人目が筆者、その右隣が青木理事長夫妻。

CBMCは「ビジネスとマーケットプレイスをキリストに」をモットーに、国際的に活動するビジネス宣教団体。世界大会は4年に一度開かれる。

大会中、神と人、人と人との間で仕え働く「和解の大使」としてのクリスチャン・ビジネスパーソンの役割について、多く時間を取って学びや証しがなされた。またデジタル時代に対応して、インターネットを用いた1対1の弟子訓練システム「電子オペレーション・テモテ」最新版も紹介された。

ジム国際会長の挨拶

大会テーマ「Declare Extra-ordinary Hope(計り知れない希望を掲げて)」のもと、3日間にわたって複数の講師が講壇に立ち、以下の3つのポイントについてそれぞれ語った。

①Ministry:私たちのミニストリーは、希望を伝えること。その希望の源はイエス・キリストにあり、キリストを紹介することが私たちのミニストリーである。

②Marketplace:2コリント5章20節にあるように、私たちは和解を伝える「キリストの大使」。置かれたところが私にとっての「マーケットプレイス」であり、そこで希望をもって証ししていくことが私たちの使命。

③Culture:それぞれが置かれた文化には大きな違いがある。しかし、それら一切を超えて唯一変わらない方がイエス・キリスト。時代も文化も超えて必要とされる唯一の希望を、あらゆる手段を通して伝えていこう。

大聖堂で全員で夕食

ベルファストは、人口35万人を擁する北アイルランドの首都。1960~80年代、カトリックとプロテスタント住民が武力衝突を繰り返し、3500人余りがテロ行為により命を落とした町として有名だ。しかし、現在は政治的安定を取り戻し、争いでなく平和と和解を世界に発信する町へと変貌を遂げた。キリスト教の停滞が著しいといわれるヨーロッパにあって、今回この地を開催地に選んだことの意義は大きい。

タイタニック博物館にて

ベルファストは、1911年にタイタニック号が建造された造船の町としても有名で、かつては世界最大の造船業と繊維産業の中心地として栄えた。しかし、産業革命の衰退とともに町も衰え、失業者が増え、人々は希望を失った。さらに、第二次世界大戦後に起こった北アイルランド紛争では、爆弾とスナイパーが至るところで住民の命を奪い、町も人々の心も荒廃していった。

ベルファストは、英国教会とカトリックを合わせるなら、住民の85%以上がクリスチャンといわれる。だが、伝統的にはクリスチャンであっても、日々キリストと共に歩む信仰生活を送っている人は少ない。そのような町にあって「希望の証し」が紹介されたのだ。

ホームレスからアンバサダーへ

ホームレスのサッカーW杯に、ベルファストからも毎回チームを送っている。8年間ホームレスだったある青年は、国の代表として世界に出ていった経験から、自らの人生に誇りと意義を見出すようになった。彼は人生を、「自分の好きなままに生きるツーリスト(旅行者)」ではなく、「キリストのアンバサダー(大使)」との自覚を持って生きる者へと変えられたのだ。今は、地元サッカーチームのリーダーとして若者の指導にあたっているという。

最終日の伝道コンサート

大会最終日の夜、地元の人々にも会場を開放して伝道コンサートが開かれた。そして、「また世界各地に散らされていっても、その先々でキリストの希望を証しし続けていけますように」という祈りをもって大会は終了した。次回の世界大会は2022年に香港で、また2年に一度のアジア大会は来年カンボジアで、そして21年には日本(東京)で開催されることが報告された。

国際CBMCのホームページ(英語)
オペレーション・テモテ(英語)
日本CBMCのホームページ(日本語)

近藤高史(こんどう・たかし)

1961年、愛知県名古屋市生まれ。82年、21歳で渡米、サンフランシスコの日本人教会にて受洗。キリスト教ラジオ放送局FEBCサンフランシスコ支局および東京本社にて勤務の後、91年より名古屋にて家業の印刷業を引き継ぐ。2013年に社長を退くまで約20年間、ビジネスの世界で経営に携わる。その間、日本国際ギデオン協会、日本CBMCにて理事などを歴任。13年より日本国際飢餓対策機構特命大使として、カンボジア、バングラデシュ、コンゴ民主共和国などを訪問。国内では、学校・企業等で広く飢餓について講演を行っている。15年10月より同常務理事補。17年9月より総主事として大阪事務所勤務。所属教会は単立・昭和橋キリスト教会、同代表役員。妻・千絵と男子2人(史門、丈)の父親。名古屋市在住。

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