【chiyoのGOD ONLY KNOWS!】第13回 イスラエルにて

今回のコラムはまた海外でのお話です。2013年のサルーキ=ブラジルツアーを終えた同じ年に、僕はバンドとは別に人生初のイスラエルに訪問しました。クリスチャン的に言うといわゆる聖地旅行。この旅行を可能にしたエピソードもまさに神がかっていたのでちょっと説明。

とある新宿の教会であった集会を終えて、参加者みんなでレストランへ行き食事をしていたときのこと。その日のゲストスピーカーは韓国の映画監督で、イスラエルに何度もツアーを組んで行ってる人でした。たまたまレストランで斜向かいに座っていた彼をよそに、僕は友人と最近ハマっているドラマの話をしていた。 ぼく「深夜食堂っていいよね〜」 監督「ん?いま深夜食堂って言った?」(韓国語) と思わぬところに食いつかれて、通訳の人を介して監督としばらく話をすることに。

ぼく「深夜食堂みたいな教会があったらいいなーって思うんですよ」 監督「ぼくもそう思う!」(意気投合)

深夜食堂というのは元々漫画がテレビドラマ化したもので、内容としては新宿ゴールデン街を舞台に夜中12時から明け方7時までマスターが一人で営業している「めしや」に訳あり客が次々にやってきてマスターに何でも食べたいものをオーダーして作ってもらい、マスターの料理と人柄を通してお腹も心も満たされていくというハートウォーミングドラマ。日本初のこのドラマがアジア圏でもヒットしていて映画監督の彼の耳には当然入っていて、それで僕のこの一言に食いついてきたというわけだ。

監督「それで君は僕が主催する今回のイスラエル旅行には来ないのかい?」 ぼく「いやー行きたいのは山々ですけどお金が」 監督「じゃあ滞在費はぼくが出してあげるから、飛行機代だけ工面してぜひ参加して」 そう言われて元々まるで無理だと思っていたイスラエル旅行が可能になったのでした。 (飛行機代の半分は友達が出してくれた)

生まれて初めてのイスラエル。 言わずと知れたあのイエス・キリストが生まれ、活躍した国。まさに聖書の世界が3Dになって目の前に現れたかんじで旅行中はずっと興奮しっぱなし。イスラエルに着いて最初に行ったガリラヤ湖では、聖書の世界を体全体で感じたいと思い泳いでみたり。旧約聖書に登場するヒゼキヤ王が作ったとされる通称ヒゼキヤトンネルや、ダビデ王が敵に追われて隠れたとされる洞窟にも行き、まさに体験型の最高な聖地ツアーでした。

Kineret-sunset

No machine-readable author provided. Amoruso~commonswiki assumed (based on copyright claims)., CC BY-SA 2.5 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5>, via Wikimedia Commons

この旅行を通して得たことのなかで、いまでも僕が大切にしていることがあります。 それはガリラヤ湖でのこんな解き明かし。ガリラヤ湖には魚や鳥など命が溢れている。それはなぜか? 山から湖に降りてくる天然水を、すぐにヨルダン川に流して常に水が循環しているからだと。一方で、ヨルダン川を介して水は最終的に死海にたどり着く。たくさんの栄養を含んだその水は死海にたどり着いたあとは何処にも流れることが出来ない。栄養分ばかりが多い死海では塩が溜まって魚や他の命が生きることが出来ないのだ。それはどんな意味か? つまり神から受けた恵みを他の人に祝福として流していかないなら、その人は生きながら死んだような状態になるよ、ということだ。ガリラヤ湖のように、通り良き管として、受けた恵みをすぐに祝福として流していくなら、そこには命があふれるのだと。聖書の国、イスラエルで受けたこの解き明かしをしっかりと意識しながら、いつか僕自身がガリラヤ湖のような祝福の基となっていきたいなあと祈りつつ。

人生はまさにGOD ONLY KNOWS!
この続きはまたどこかで☆ ☆chiyo☆

 

 






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