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【もっと知りたいキリスト教】第1回 キリスト教ってどんな宗教?

いつもクリスチャンプレスをお読みいただきありがとうございます。普段はニュース記事を担当してますが、これから第二・第四火曜日にキリスト教について、一信徒としてあれやこれやと書かせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

キリスト教は特殊な言葉も多く、ちょっと敷居が高いと思われがちですが、本来は誰にでも簡単に入ってくることができる教えなんです。ここでは、難しい神学などはさて置き、実際に教会で語られていることや、そのことをとおして体験したことなど具体的に語っていけたらと思っています。

1回目はキリスト教についてです。一体キリスト教とはどんな宗教なのでしょうか。いろいろな答えが返ってくる思いますが、ここでは明らかになっていることをお伝えします。まず、いろいろなものを祀(まつ)る神道などとは違い、一神教であることが特徴です。また、人間をはじめとするこの世界の被造物は、その唯一の神様によって創造されたと信じられています。そして、その神様と同時に信じられているのが、イエス・キリストという救世主(メシア)の存在です。

イエス・キリストは神様の息子であり、罪の全くない人生を送りますが、2020年ほど前に、私たち人間の罪を全て背負い、十字架にかけられて、亡くなってしまいます。キリスト教では、この尊い犠牲によって、全ての人間の罪が許され、もし人間ゆえに間違ったことを犯したとしても、新たにやり直すチャンスが何度でも与えられていると信じられています。(キリスト教にとっては大事な「復活」というのがあるのですが、このことは次の機会に)

さて、神様の存在や、イエス・キリストがどのような方だったか、どのように知ることができるのでしょうか。ここに登場するのが「聖書」です。神様による天地創造から、イエス・キリストの生誕から死、その後の世界における弟子たちの働きを詳細に記載し、キリスト教の教えのもととなっているもので、「キリスト教=聖書信仰」とも言えます。「旧約聖書」と「新訳聖書」の2冊から成り立ち、旧約にはイスラエルの民の歴史が、新約にはイエス・キリストについて書かれています。ちなみに、ユダヤ教が信じているのは旧約の教えのみです。

この聖書ですが、旧約と新約を合わせて、「愛」とか「愛する」という言葉がおよそ(翻訳によって多少違ってくる)600回出てきます。旧約では、人間同士の愛や、人間が神様を愛する愛も含まれますが、新約では、ほとんどが神の愛です。神様がわたしたち人間を愛する愛として用いられています。このことから、キリスト教が神の愛について教え、語っている宗教だということが言えるかと思います。

その代表的な聖書の言葉の一つが、ヨハネによる福音書3章16節ではないでしょうか。

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」

前に、イエス・キリストは神様の息子と伝えましたが、神様は、たった一人の息子を、神様を裏切って罪まみれになった人間を救うために、この地上に送ってくださったのです。神様は、そんな人間からは何も求めません。そこにあるのは、神様の大きな愛だけです。

わたし自身は、自分では望まない自分が心の中にいて、それをどうにかしたいという思いから教会に行きました。特に差し迫った事情があったとか、大掛かりな事件が身辺に起きたわけではなかったのですが、教会に行けば自分がもっと「いい人間」になれるのではないかと期待したのです。でも、牧師は説教の中で、「あなたは今のままでいい」と繰り返しました。「そのままのあなたを神様は愛している」と。神様は私の嫌な部分も含めて愛してくださるのかと本当に驚きました。その時は、キリスト教のいう「愛」がどんなものかよく分かっていなかったのですが、神様の愛は、なんて心地いいのだろうと思いました。

キリスト教が、愛の宗教であることは確かなことです。神様が天地を創造されたのも、イエス・キリストをこの世にお遣わしになったのも、その動機は愛です。神様は手を広げ、すべての人に、「私に来なさい、私に帰って来なさい」とおっしゃってくださっています。わたしたちは、神様の愛に触れたとき、自分がそれまで気づかなかった大切なものに出会うことができるのです。

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