礼拝

「ルワンダ虐殺を憶える受難礼拝」大井バプテスト教会で

 

「ルワンダ虐殺を憶(おぼ)える受難礼拝」(ルワンダ有志の会、大井バプテスト教会共催)が14日、日本バプテスト連盟・大井バプテスト教会(東京都品川区)で行われ、87人が出席した。

ルワンダ虐殺を憶える受難礼拝=14日、日本バプテスト連盟・大井バプテスト教会(東京都品川区)で

1994年4月6日に「ルワンダ虐殺」が起こってから、この4月で25年。100日の間にフツ族(ルワンダで80%以上を占める民族)によって、80万人ものツチ族(ルワンダで2番目に多い民族)やフツ族穏健派が殺害されたとされる。衝撃的なのは、犠牲者の数と殺戮(さつりく)方法の非道さはもとより、当時のルワンダの人口の90%以上がキリスト教徒だったといわれることだ。

この礼拝では、今なお虐殺の傷跡に苦しみつつも、和解への歩みを進めるルワンダのために祈った。また、ルワンダのプロテスタント人文・社会科学大学(PIASS)から東京外国語大学に留学している学生、ムレカテテ・シュクルさんが証しを語り、同じ留学生のイチシャツェ・エリー・ロドリグさんが賛美と祈りをささげた。

カーソン・フーシー宣教師

コーペラティブ・バプテスト・フェローシップ(CBF)のカーソン・フーシー宣教師はメッセージの中で次のように警鐘を鳴らす。

「自分のグループの権益や保身のために誰かを貶(おとし)めるという行為は、イエス・キリストの殺害にも、ルワンダ虐殺にも、世界の現状にも共通する。そして、今の私たちの信仰にも深く関わることだ」

続いて、広木愛(ひろき・あい)牧師(大井バプテスト教会)の司式で「主の晩餐式」が執り行われ、「キリストの招きに応答されたい方はどなたでもお受け取りください」と呼びかけられた。

大井バプテスト教会の加藤誠(かとう・まこと)主任牧師は、今回の礼拝の意義についてこう語る。

「2000年前のエルサレム、25年前のルワンダ、そして今の日本の私たちが重なり、問われる証しであり、メッセージだった」

ムレカテテ・シュクルさん

シュクルさんは日本のキリスト者にエールを送った。

「だれもが難しい状況に置かれている中で、キリスト者としてこの世に良い証しを立てましょう。愛と忍耐をもってお互いのことを尊重できるよう、一人で頑張ろうとせずに、全能の神に信頼し、祈りましょう」

千葉から参加した内藤さん。「宗教は権力闘争の道具にされやすい。自分や社会の行動について、善悪二分の判断ではなく、問いを持ち続けることが必要だと感じた」

埼玉から参加した佐々木さん。「自分が誰かを殺すなんて想像することは難しくても、私たちがどれだけ『恐れ』に左右されやすいか、どれだけの『ヘイト』が身のまわりにあるかは分かる。イエスの十字架を通して、自分の罪や弱さを知り、赦(ゆる)しを受けた者として、神のみわざを担いたい」

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