インタビュー 聖書

ハーベスト・タイム・ミニストリーズ インターネット・ミニストリーから見えてくる可能性(後編)

投稿日:2018年9月7日 更新日:

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ハーベスト・タイム・ミニストリーズ(以下、ハーベスト・タイム)のウェブサイトには月間40万以上のアクセスがある。中でも「メッセージ・ステーション」は、中川健一氏(ハーベス・タイム代表)の講解説教が聞けると評判だ。

ハーベスト・タイム・ミニストリーズ代表の中川健一氏

中川氏は毎週2回の定例会(東京)と、月1回の月例会(大阪)における「聖書フォーラム」で講解説教を語っている。それを音声・動画編集担当のUさんがアップロードしていく。メッセージの長さは約1時間。

「聖書の言葉を理解したい」という人たちが、アップされるのを待ち受けるように聞いてくれる。また、聖書を学ぶための時間がとれない人も、インターネットの「いつでも、どこでも聞ける」という特性を活かし、実際に通勤途中や車の運転中、料理をしながらなど、それぞれのライフ・スタイルに合わせて聞いてくれるという。

教会に行ったことがない人が「3分でわかる!聖書」動画で聖書に興味を持ち、「メッセージ・ステーション」へとステップアップして、「どこの教会に行けばいいのか」と問い合わせてくるケースも増えているとスタッフのAさん。

中川氏は、「分かりやすいメッセージを作ることに、自分の働きのエネルギーのおよそ半分を費やしている」と語る。

「日本人に聖書を引きつけて読むのではなく、ユダヤ人ならどう読むか、そして、聖書が本来言おうとしていることは何かを解説しているから、分かりやすいのだと思います。『字義どおりに、ユダヤ的に聖書を読む』ことが分かりやすさの一番の理由。

もう一つは、常に論理的に考えるということです。米国の神学校で勉強したので、メッセージを作る時、頭の中には英語のキーワードが並んでいて、それを日本語に置き換えるような作業をしています。よく使う3ポイント・メッセージは、3つポイントを単に並べるのではなく、それらが論理的に構築されるように注意しています」

中川氏は一橋大学を卒業後、日本マクドナルドに勤めていたことがあるが、テレビ伝道を始めたきっかけはその時の経験にあった。

「その頃、日本ではまだマクドナルドの知名度は低かったのですが、テレビで宣伝を始めたとたん、売り上げが3~4倍に増えたのです。私は資材部にいて、牛肉やパンの購入計画を立てていたのですが、全部やり直しになってしまいました。その時、『テレビ・メディアってすごいんだな』と本当に思いました。『どうしてクリスチャンはこれを福音伝道に用いないのかな』って」

その後、米国のトリニティー神学校で学んでいた時、当地でテレビ伝道が盛んだったことに刺激を受け、「日本でもやりたい」という思いがさらに強くなったという。

「思いがあると不思議に人脈ができ、資金的援助も来て、数年後にはハーベスト・タイムを立ち上げるところまでいった。そして、24年後にテレビからインターネットへと移行したわけです。メディアは時代とともに変わる。しかし、変わらない福音をどう伝えるか。そのことをいつも考えます。一貫しているのは、福音を伝えること。手段は変わっても、ゴールはゆるぎません」

ただ、ハーベスト・タイムはインターネットに完全に特化しているわけではない。「月刊『ハーベスト・タイム』などの紙媒体での情報提供も重要だと考えています。また、インターネットが利用できない環境にある方には、有料にはなりますが、CDなどを利用していただいたりしています」とスタッフのIさんは言う。

ハーベスト・タイム・ミニストリーズを運営するメンバー

ハーベスト・タイム全体の働きには、インターネット・ミニスリーだけでなく、聖書フォーラムをはじめとする集会やセミナー、通信販売や書籍出版、さらに聖地旅行など、いろいろな分野が含まれている。それは、長い間の働きの中で作られていったものだ。その働きを支えているのがスタッフ一人一人。「うちは優秀なスタッフが揃っています。それぞれの分野で責任を持ってやってくれていますよ」と中川氏は太鼓判を押す。

メンバーに加わって1年目というMさんは、自身の体験を次のように語った。

「4年前に『メッセージ・ステーション』を聞き始め、創世記から黙示録まで聖書をトータルで理解することができるようになりました。そうすると、神様のご計画が何であるかが分かってくるんですね。それまでは、『自分のために神様は何をしてくれるんだろう』という自己本位な信仰でしたが、『神の栄光』という大きなゴールがあって、それを見据えて今の歩みがあると思うようになりました。恵みを取っ替え引っ替えしながら次々に探すのではなく、安定した信仰の歩みになったと実感しています」

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2018年11月17日 患難との戦い(フィリピの信徒への手紙 1:12-20)
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兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。

つまり、わたしが監禁されているのはキリストのためであると、兵営全体、その他のすべての人々に知れ渡り、

主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、わたしの捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです。

キリストを宣べ伝えるのに、ねたみと争いの念にかられてする者もいれば、善意でする者もいます。

一方は、わたしが福音を弁明するために捕らわれているのを知って、愛の動機からそうするのですが、

他方は、自分の利益を求めて、獄中のわたしをいっそう苦しめようという不純な動機からキリストを告げ知らせているのです。

だが、それがなんであろう。口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされているのですから、わたしはそれを喜んでいます。これからも喜びます。

というのは、あなたがたの祈りと、イエス・キリストの霊の助けとによって、このことがわたしの救いになると知っているからです。

そして、どんなことにも恥をかかず、これまでのように今も、生きるにも死ぬにも、わたしの身によってキリストが公然とあがめられるようにと切に願い、希望しています。

(フィリピの信徒への手紙 1:12-20)

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