1月2日は斎藤宗次郎の召天日

 

今日1月2日は斎藤宗次郎の召天日。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のモデルといわれます。

斎藤は花巻の小学校(後に宮沢賢治が入学する)の教師として勤め始めた頃、内村鑑三の文章を読み、感激のあまりその著作を読破して、23歳のとき、バプテストの宣教師エフレイム・ジョーンズから洗礼を受けました。

しかし、激しい迫害の中で教師の職を追われ、内村の助言と世話により、求康堂書店を始めます。新聞雑誌取次と配達で生計を立てることにしたのです。

町の顔役だった宮沢家はそんな斎藤に同情を寄せ、味方になってくれたといいます。斎藤と賢治は互いの存在を知ってはいたものの、19歳も年の差があったため、親しくなったのは賢治が25歳から30歳の頃です(その後、斎藤は恩師の内村のもとで仕えるため上京しました)。

斎藤が集金に回る道すがら、夕方などに花巻農学校に寄り、賢治と話すことが多かったようです。共通する趣味が多く、また互いの信仰のことなど、深い話もしていました。

「彼〔斎藤〕は常に菓子や小銭をポケットに用意して、行く行く子供たちに与え、また乞食や貧困者に恵み、病床にある者を訪れて、慰めることに努めた」(山本泰次郎『内村鑑三とひとりの弟子』)

雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけぬ
丈夫なからだをもち
欲はなく
決して怒らず
いつもしずかにわらっている
……東に病気のこどもあれば
行って看病してやり……

そうした斎藤の生き方を通して、まわりの人からのキリスト教への偏見も、次第に尊敬へと変わっていきました。町の人たちはやがて「斎藤先生」と言って敬意をもって挨拶(あいさつ)してくれるようになり、子どもも「ヤソ、はげ頭、ハリツケ」などと囃(はや)し立てていたのが、後には「名物買うなら花巻おこし、新聞とるなら斎藤先生」と歌うようになったといいます。

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