ラグビーW杯を福音宣教の機会に 日本国際スポーツ・パートナーシップの岡澤元さんに聞く(後編)

前編を読む)

──岡澤さんはどのようにしてスポーツ・ミニストリーに関わるようになったのですか。

僕がスポーツ・ミニストリーの存在を知ったのは、高校2年生の時です。中学生からバスケットボールをやっていたのですが、その頃にコーチやチーム・メンバーとの関係が難しくなって辞めてしまったんですね。ちょうど同じ時期に高校生聖書伝道協会(hi-b.a.=ハイビーエー)に通っていて、そこで知り合った友人に相談したところ、バスケットボールをメインとするスポーツ・ミニストリーを紹介してもらったのです。そこで出会った人とチームを組んでプレイすることも楽しかったし、休憩時間に互いの証しをする時間があるなど、「こんな働きがあるんだ」と初めて知ると同時に、「とても大切な役割だ」ということも感じて、スポーツ・ミニストリーに関わるようになりました。

岡澤元さん

──洗礼を受けられたのはいつ頃?

クリスチャン・ホームに生まれ育って、中学2年生で洗礼を受けているのですが、当時は「自分の神様」というよりも「家族が信じている神様」として受け入れたという気持ちが強かったんですね。ですから、中学生から始めたバスケットボールの練習や試合が日曜日の礼拝と重なると、自然と部活中心の生活になり、教会へは足が遠のいていきました。

そんな時に幼なじみに誘われて hi-b.a.の集会に通うようになったのですが、同世代の人たちが思いきり賛美や奉仕をしている姿は衝撃的で、憧れを覚えるようになりました。hi-b.a.の集会は平日なので、ちょうど練習がオフの日に通えたことも大きかったですね。高校生の多感な時期に、さまざまな体験を共にする仲間が与えられたことは恵みだったなと思います。現在はそれぞれ社会人として活動していますが、今でもつながりがあって、会うたびに互いの近況を話したり、励まし合ったりしています。

──何をきっかけに「家族が信じている神様」から「自分の神様」へと変わったのでしょうか。

hi-b.a.のキャンプで「証しをしてほしい」と言われたことがあったんですが、その時はまだ「家族が信じている神様」のままでした。それをスタッフの方に伝えたところ、「それでいいよ。その思いを証ししてほしい」と言ってくださったんです。

とても緊張して、何度もスタッフの方と祈ったりしたのですが、実際に証しをしている間に、これまでにない温かさや平安が与えられたのです。その時にようやく、「イエス様が僕のために死んで、罪を赦(ゆる)してくださった」と実感することができ、「自分の神様として受け入れたい」という思いが与えられました。

──JiSP発足前も、岡澤さんはスポーツ・ミニストリーに関わり続けていたのですか。

関東のクリスチャン・バスケットボール・ミニストリー・グループの交流を目的とした「Thank You Jesus Cup」に関わりながら、7年間、幼稚園教諭として働いていました。とても充実していて、やりがいのある仕事だったのですが、30歳を目前に自分のいろいろな可能性を考えて祈っていた時に、「スポーツ・ミニストリーに関わってみないか」とお話をいただきました。初めはカフェなどでパートタイムの仕事をしながら関わっていたのですが、今年の7月からJiSPのフルタイム・スタッフとして働いています。

──JiSPでは2024年に向けたビジョンがありますが、岡澤さんの夢や展望はありますか。

「スポーツをやりたい」という人は意外に多いのですが、国内には運動ができる施設が少なく、スポーツを気軽に楽しめる環境ではないんですね。また、「クリスチャン同士だと真剣になりきれない」という声もあります。僕たちは、誰でもスポーツに参加でき、真剣勝負ができる場を提供していきたいです。

神様から「スポーツを通して仕えなさい」と示されたので、与えられた一つ一つの機会をどのように用いていくか、考えを深めていきたいと思っています。

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