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日本ナザレン神学校、二人の卒業生と一人の新入生

投稿日:2018年4月23日 更新日: -

 

日本ナザレン神学校(石田学校長)では、3月に中谷信希さん、満山浩之さんが卒業し、4月に後藤献二さんが編入学した。後藤さんは、引退した後藤一郎牧師の子。

中谷さんは沖縄の那覇教会(齋藤清次牧師)出身で、現在、島根県の出雲教会を牧会している。満山さんは東京の小岩教会(稲葉基嗣牧師)出身で、現在、神奈川県の藤沢教会の牧師。ブラジルやエストニアでプロサッカー選手として活躍した経験がある。

日本ナザレン神学校(公式フェイスブックより)

日本ナザレン神学校は渋谷駅から西に徒歩15分。約70年前に建てられたクラシックな本部ビル(昨年、外壁の大規模補修をした)は、目黒教会でもあり、その4階に神学校も入っている。1915年、熊本にナザレン聖書学校として創立され、22年、京都本町教会に移転併設。52年、日本ナザレン神学校として東京都世田谷区尾山台(教団本部と併設)で再出発し、63年、千葉県四街道に日本キリスト教短期大学が設立されたのに伴い、神学校も移転。70年、現在地に移った。超教派ではなく、伝統ある教団立の神学校で、卒業生は日本ナザレン教団の牧師となる。

昨年5月に持たれた日本聖書神学校創立71周年記念の集いで「伝道者不足」「教勢の危機」がテーマに取り上げられ、それについて校長の石田氏は次のように語った。

「『教勢の危機』に対する反応には2種類ある。まず、その原因を追求するもの。それは、誰かに責任転嫁することで自己正当化する心理で、教派・教団の中に対立を生み出す。もう一つは、不安しか見えない未来を考えることを放棄し、現状維持に専念するもの。それは時間の先延ばしにすぎない。信仰とは未来を望み見ることだという根源的確信が教会から失われている。現状は、教会が閉鎖的すぎ、使っている言葉が若者には理解できず、教会の体質が現代の課題や問題と隔絶している。だからこそ、神学教育がそれを克服する鍵だ」

現在、約160の国と地域に約3万のナザレン教会があり、日本ナザレン教団(古川修二理事長)の教会もほぼ日本全国に70弱ある。日本福音連盟(JEA)と日本キリスト教協議会(NCC)教育部に加盟している。

1895年、米国の信仰復興(リバイバル)運動の中、メソジスト監督教会から分離したP・F・ブリジーとJ・P・ウィドニーにより、ロサンゼルスにナザレン教会(the Church of the Nazarene)が創立された。「ナザレン」とは「ナザレの」「ナザレ人」を意味する。イエス・キリストがガリラヤの小村ナザレ出身者として、いつも弱い者や小さな者と共にいたことを思い起こすためだ。

日本ナザレン教団は、1907年に米国の宣教師が日本での宣教を開始し、2018年で111年目となる。歴史あるきよめ派の教会だが、エキュメニカルな働きと交流にも積極的に関与している。

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