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【CHRISTIANITY TODAY】日本がクリスチャン迫害の歴史を世界に知らしめる理由──「潜伏キリシタン」遺跡群、ユネスコ世界遺産登録

投稿日:2018年6月30日 更新日: -,

 

長崎から天草に広がる地域は、江戸時代(1603~1868年)、クリスチャンがアジアの歴史上最も激しい迫害と殉教を経験した場所だ。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」とされるのは、大浦天主堂(長崎市)、原城跡(南島原市)、その他の「潜伏キリシタン」遺跡。大浦天主堂は、為政者の命令によって磔(はりつけ)にされた20人の日本人キリシタンと6人のヨーロッパ人司祭・修道士(日本26聖人)を記念して建てられた。原城は「島原の乱」で戦場となり、一揆軍は皆殺し、指導者の天草四郎はここで斬首された。島原の乱以降、キリシタン禁制が強化され、キリスト教徒は二百数十年にわたり、後に「潜伏キリシタン」遺跡となる場所に隠れて信仰を守り続けた。

大浦天主堂(写真:STA3816)

6月30日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)に承認され、全世界に802、日本に17ある文化遺産(世界遺産)に、これらの一連の遺跡も加わった。

日本が「潜伏キリシタン遺産」(長崎、熊本県)を世界文化遺産に推薦したのは、現地の自治体が国に推薦書を提出してから4年の歳月が経ってからのことだった。5月初旬、文化遺産登録の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録勧告」したと日本政府に通知され、6月下旬に開かれるユネスコ世界遺産委員会を経て最終的に決定した。

「日本政府が『潜伏キリシタン遺跡群』を世界文化遺産に推薦することには、いくつもの重要な意味があります」と、アーチストのマコト・フジムラ氏は語る。氏はその著書『沈黙と美』(晶文社)で、日本のキリシタン迫害を扱った遠藤周作の小説『沈黙』を取り上げ、苦難の中の信仰について論じている。

フジムラ氏は、「クリスチャニティー・トゥデイ」に対して次のように語った。「日本政府の推薦は第1に、日本という国における潜伏キリシタンの歴史の重要性を認めるものです。これは、日本人が自国の歴史を理解する上で、遠藤周作の『沈黙』が大きく貢献したことを示しています。第2に、長い迫害にもかかわらず、キリスト教にはそれに耐え抜く力があるという事実の重要性を、この推薦は表しています」(次ページに続く)

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