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「和解のために行動しているか、思い巡らして」 JTJ宣教神学校卒業・修了式

 

JTJ(Jesus To Japan)宣教神学校(東京都台東区、以下JTJ)は20日、第28回卒業・修了式をYMCAアジア青少年センター(東京都千代田区)で開催した。新型コロナ・ウイルスの感染拡大を考慮してプログラムを縮小して行い、卒業・修了生68人のうち21人が横山英実(よこやま・ひでみ)学長から卒業・修了証書を直接受け取った。

証書の授与=20日、YMCAアジア青少年センター(東京都千代田区)で

JTJは福音派で超教派の神学校。「だれでも、いつでも、どこででも」学べる神学校として1990年に創立された。通信制と教室制の二つの方法で、日本中で学生が学んでいる。

この日はちょうど創立30周年の記念日と重なり、本来なら68人の卒業・修了生とJTJ関係者で会場が埋まるところだったが、新型コロナ・ウイルスの感染拡大を考慮して、遠方の学生など半分以上が出席を見合わせた。また、式典での感染を防ぐためにマスクの着用が勧められるとともに、間隔を開けて着席し、また密閉しないよう会場の扉は全開放するなど、最善の注意のもとで式は行われた。

JTJで刷新論の講義を担当している真島亨(まじま・とおる)さん(ニューホープ東京の副牧師)が開会の祈りをささげ、讃美歌453「聞けや愛の言葉を」を参加者全員で賛美した後、聖書朗読が行われた。

「こういうわけで、神が私たちを通して勧めておられるので、私たちはキリストに代わって使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神の和解を受け入れなさい」(2コリント5:20)

横山英実学長

この聖句から、「和解の大使」と題して横山学長が3つのことを語った。

1つ目は、私たちは「キリストの大使」であること。新改訳第3版、新改訳2017では「使節」、新共同訳、口語訳、聖書協会共同訳では「使者」と訳されているが、横山学長はあえて「大使」という言葉を使って次のように述べる。

「キリストはあなたを、キリストと同じ力、権威、喜びを伝える者として遣わそうとされています。だから私は、皆さんを『大使』と呼びたい。これからさまざまな場所に行き、宣教や牧会をされるでしょう。いい時もあれば、そうでない時もあります。そんな時に、自分が『キリストの大使』であるという自覚をいつも持ち続けていただきたい。『私はキリストの大使として、この地域に遣わされている』、『宣教のため遣わされている』といつも心に留めておいてください」

2つ目は、遣わすことを父なる神が本当に願っておられるということ。上記聖句の「勧めておられる」は、新改訳第3版では「懇願しておられる」となっており、原文でも父なる神の燃えるような願いが伝わる言葉だという。「私たちを遣わして、人々に福音を伝えてほしいということは、父なる神様の燃える心がそこには詰まっているのです」

3つ目は、和解の務めをゆだねられていること。「和解」はパウロが使う独特な言葉であり、どの日本語聖書も「和解」と訳している。「何のために遣わされているのか。それは和解のためです。父なる神様からはぐれ、離れてしまった私たちと和解するためなのです」と和解の意味を伝え、最後に次ような言葉を送った。

「これからの働きの中で行き詰まって判断に迷うとき、『これは和解のためにしているか』、『人と人とが壁を作らずに一致して歩むようにしているだろうか』と思い巡らしてみてください。そのような和解の務めを私たちは神様からゆだねられていることを心に留めていただきたい」

新型コロナ・ウィルスの感染を避けるため、一人ひとりの記念撮影が行われた。

メッセージの後、卒業・修了証書が出席者一人ひとりに授与されたが、例年のように集合写真は撮らず、一人ずつ証書を手にした姿が撮影された。また、恒例となっている卒業・修了生らによる1分間メッセージや来賓(らいひん)からの祝辞も文書で配布された。

校歌「Jesus To Japan」を斉唱したのち、来賓の一人である小山田格(おやまだ・ただし)さん(国際福音センター・東小金井チャペル牧師)が祝祷をささげ、式典は終了した。

校歌「Jesus To Japan」を斉唱。これを作ったのは岸義
紘さん

2020年度の入学式は4月4日から6日に日程を変更し、JTJ宣教神学校の3階教室で行うことになっている。

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