6月22日は夏至

 

今日6月22日は夏至(げし)です。1年のうちで最も昼が長い日。東京では日の出が午前4時26分、日の入りが午後7時です(実際にはその前後のほうが1分長い)。

この季節には白夜が続く北欧で夏至祭が行われるのは、洗礼者ヨハネの誕生を記念する祝日(6月24日)。多くのプロテスタントでは、神であるキリスト以外、記念することはありませんが、カトリックや正教会、ルーテル教会や聖公会などでは、信仰の先達にならうという意味で、24日が洗礼者ヨハネの祝日とされています。

「あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている」(ルカ1:26)。こうあるように、マリアへの受胎告知は、エリサベトの妊娠6カ月目ということから、洗礼者ヨハネはイエスの半年前に生まれたとされます。そこで、クリスマス(12月25日)の半年前の6月24日が洗礼者ヨハネの誕生日とされたのです。

ところでキリスト教では、1年で昼がいちばん短い「冬至」に、暗闇の中に光が訪れたことを象徴する時として、キリストの誕生を祝う「クリスマス」を行います。「光は暗闇の中で輝いている。……その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである」(ヨハネ1:5、9)

一方、夏至は、太陽が頂点に達した後、冬至に向けて日が短くなりますが、それが洗礼者ヨハネの言葉、「あの方は栄え、わたしは衰えねばならない」(ヨハネ3:30)に呼応するものとして、夏至に洗礼者ヨハネが記念されるともいわれます。

上の絵はラファエロ「小椅子の聖母」。幼子イエスを抱くマリアの右後ろに幼い洗礼者ヨハネが描かれています。ヨハネであることは、「らくだの毛の皮衣」(「ヨハネはらくだの毛の衣を着て、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた」マルコ1:6)と「葦(あし)の十字架」から分かります。

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