日本聖書協会とキリスト新聞社、本紙「クリスチャンプレス」と「キリスト新聞」について業務提携

 

日本聖書協会(東京都中央区)とキリスト新聞社(同新宿区)は2日、本紙「クリスチャンプレス」と「キリスト新聞」の事業の業務について、将来にわたって相互に業務を補完し、提携関係を構築するため、「業務提携に関する覚書」を締結した。

左がクリスチャンプレス発行人の渡部信(日本聖書協会クリスチャンプレス・デジタルメディア部主事)とキリスト新聞社代表取締役社長の松谷信司氏(「キリスト新聞」編集長)

今回、業務提携を結んだのは、印刷物とデジタル・メディア相互の特性を生かし、相互の事業を共同・補完し合い、さらに充実したニュース・メディアとして成長することを期待してのことだ。

キリスト教ニュースサイト「クリスチャンプレス」は昨年6月から配信を開始し、現在、月間ページビュー7万、ユーザー3万人を超えている。エキュメニカルな立場から日本や世界のキリスト教界のニュースや情報を、ネットを通じて無料で配信し、クリスチャンのみならず、広く一般の人々にもSNSや検索を通して読まれている。また、米国最大のキリスト教メディア「クリスチャニティー・トゥデイ」と契約を結び、同誌の記事を翻訳して掲載している。

一方、創業73年を迎える業界老舗(しにせ)のキリスト新聞社が発行する「キリスト新聞」は、古くからプロテスタントとカトリックという垣根を越え、日本を代表するキリスト教界の業界紙として多くの人々に親しまれ、幅広く読まれてきた。また近年は、デジタル購読会員向けにデジタル・メディアでの配信も実施している。

このように紙媒体での新聞・文書事業からデジタル・メディアを活用した文書事業へと技術革新が進む転換期において、時代に即した事業モデルの創出・展開を模索する中、今回の業務提携が結ばれることになった。具体的な動きの第一段階として、2020年の春までに、双方が事務所スペースの共同利用を開始することにより業務協力の促進を図る予定だ。

 






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