小堀英郎さん=9月16日、インヌマエル浦和キリスト教会(さいたま市)で

社会 集会 音楽

小堀英郎ピアノ・チャリティー・コンサート 西日本豪雨被災者支援

投稿日:

Print Friendly, PDF & Email

 

西日本豪雨被災者支援・小堀英郎(こぼり・ひでお)ピアノ・チャリティー・コンサート(主催:同支援協力会)が9月16日、インヌマエル浦和キリスト教会(さいたま市)で開催された。

小堀英郎さん=9月16日、インヌマエル浦和キリスト教会(さいたま市)で

小堀さんは、世界的に演奏活動をしているピアニスト。1995年の阪神淡路大震災の時、留学先のパリから仲間と駆けつけ、現地でコンサートを行って以来、東日本大震災や広島土砂災害などの被災地で、音楽を通して被災者を励まし続け、ハンガーゼロ親善大使も務めている。

「私たちは、被害の大きさや被害者の数で被災地をはかっていないでしょうか。しかし、その場所に一人でも悲しみを背負う人がいれば、それは私たちの悲しみであり、また、頑張って生きていこうという人があれば、それは私たちへの励ましです。一人と一人、心と心の生きたつながりを覚えていきたい」と小堀さん。

この日初めて教会に来たという人も含めて、多くの人が教会に訪れ、被災地に思いを馳せた=9月16日、インヌマエル浦和キリスト教会(さいたま市)で

エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」や「安けさは川のごとく」(新聖歌252番)に続いて演奏したのは、オリジナルの「夢の交差点」。これは、小堀さんが東日本大震災の被災地を訪れた時、「夢でもいいから、元に戻してほしい」と言われた言葉が忘れられずに生まれた楽曲だ。

最後に、「人は失ったものをあれこれと数える。でも私たちは、この失ったものの中から恵みを数えようではありませんか」と被災地の牧師が語った言葉を紹介し、オリジナルの「イントロダクション」に合わせた「アメージング・グレイス」を披露した。

演奏後も、シンガーの chako(インヌマエル浦和キリスト教会員)と一緒に登壇し、「君は愛されるために生まれた」や、熊本地震の時に作ったCDに収録されている「キセキ」の伴奏をして、会場を盛り上げた。

ハンガーゼロ・チャプレンの黒坂栄司さん=9月16日、インヌマエル浦和キリスト教会(さいたま市)で

その後、ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)チャプレンの黒坂栄司さんが、クリスチャン・ボランティアの働きを報告した。猛暑の中、家から泥をかき出したり、がれきを運び出したりする作業の様子をスクリーンで映しながら、二つのエピソードを紹介。まず、「ボランティアのリーダーはクリスチャンにお願いします」と言われるなど、クリスチャン・ボランティアが現地で非常に信頼されていたこと。もう一つは、家屋が被災にあった家主から、「キリストさん(クリスチャン)は、決して無断で土足で家に上がらず、段ボールやブルーシートで養生をしながら作業をしてくれ、傷ついた心が癒やされた」と言われたことだ。

「泥出しやがれき運びよりも、心折れそうな状態にある人を受け止め、寄り添って、できることを探し、大切にする思いで働いていく時、心の癒やしが生まれると思います。ボランティアは、自分の思いだけでやるものではありません。被災された人の側に立って、心を尽くして働いていく。そのことが被災された人の心を癒やし、『立ち上がろう』という心になり、希望へとつながる活動になるのです」

リバーサイドチャーチ岡山牧師の牧一 穂さん=9月16日、インヌマエル浦和キリスト教会(さいたま市)で

西日本豪雨災害後のごみ処理に尽力する牧一穂さん(リバーサイドチャーチ岡山牧師)は、「『災害など起こるはずはない』という思い込みが被害をさらに大きくする」と語る。そして、「あなたがたのために場所を用意しに行く」(ヨハネ14:2)とイエスの語った言葉から、今後も続くだろう災害の中でクリスチャンのすべきことを話した。

「イエス様が私たちに場所を備えてくださいました。私たちのすべきことも、このことではないでしょうか。人が人に与える最高のものは心です。人のためにどれだけの時間を分け合ったかで、真の人間として証しがなされます。イエス様の十字架のみわざを思い起こしてください。命をかけて、痛みの中にある人の十字架を共に担ったことを」

参加した50代の女性は次のように感想を語った。「写真だけでは分からない現実の話が聞けてよかった。これからもこういったチャリティー・コンサートなどに参加し、被災地を応援できればと思います」

-社会, 集会, 音楽
-

Copyright© クリスチャンプレス , 2018 All Rights Reserved.