
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」とキリスト教(17)第一級史料に見る細...
彼らは急遽ドナ・ガラシアにいっさいを知らせに行った。ドナ・ガラシアには何一つ異議はなく行動に移った。そして彼女は、常々よく整頓し飾っていた自分の祈禱室に入った。ただちに行灯に火を点すように命じ、死に支度をしながら跪(ひざまず)いて祈り始めた
彼らは急遽ドナ・ガラシアにいっさいを知らせに行った。ドナ・ガラシアには何一つ異議はなく行動に移った。そして彼女は、常々よく整頓し飾っていた自分の祈禱室に入った。ただちに行灯に火を点すように命じ、死に支度をしながら跪(ひざまず)いて祈り始めた
父の光秀は、「もし、ひれ伏して私を拝むなら、これ(世のすべての国々とその栄華)を全部与えよう」という誘惑に負けたのではないだろうか。一方、娘のガラシャは、「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」という言葉に従ったのだ(マタイ4:10)。
宣教師の史料から新説を提示した『キリシタン教会と本能寺の変』(角川新書)。「本能寺の変」後、宣教師は光秀の息子から謀叛(むほん)の理由を聞き、後に娘である細川ガラシャに「本能寺の変」の真実を告げたという。それについて検討してみたい。
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教会に行きたくても行けない細川ガラシャ(芦田愛菜)は屋敷の中で葛藤する。その頃、豊臣秀吉が「バテレン追放令」を出したことで宣教師が九州に移ることになり、ガラシャは「その前に自分に洗礼を授けてほしい」と嘆願して清原マリアから洗礼を受けたのだ。
清原マリアはガラシャ受洗の直前に洗礼を受けているが、父親がすでに大きな影響力を持つキリシタンだったので、マリアも子どもの頃からキリスト教に親しんでいた。だから、ガラシャは以前からマリアを通してキリスト教を受け入れる素地が整えられていたのだ。
司祭(宣教師)の代わりに大坂屋敷で細川ガラシャ(芦田愛菜)に洗礼を授けたのは、「清原いと(洗礼名マリア)」という侍女だった。彼女は、日本キリスト教史でも重要な、関西で初めてキリシタンとなった高山右近の父親と共に洗礼を受けた公家の娘だ。