【クリスチャンな日々】第31回 料理にはスパイスを、人生には聖書を MARO

主の御名をあがめます。

少しだけ暖かくなってきた気もしますが、まだまだ三寒四温の日々が続きます。MAROです。皆様いかがお過ごしでしょうか。今回もまたお相手させていただきます。よろしくどうぞお付き合いくださいませ。

にっくきあのウイルスのせいで外食もできませんから、日々せっせと自炊をするのですが、近ごろは特にカレー作りにハマっています。それも市販のルーを使わずに、自分でスパイスを組み合わせて作る奴です。これを作っているのが最近の僕にとってすこぶる幸せな時間です。スパイス一つで、口の中で広がる世界がこんなにも変わるのか!と、驚きと楽しさとおいしさの連続です。カレー以外の料理でも一振りするだけでいつもの味が驚くほど変わったりします。

ところで、「カレーはインドの文化でヒンズー教の影響を受けているから食べてはいけない!」とか「福神漬けは七福神を崇拝する食べ物だからダメ!」とか、そんなことを言うクリスチャンがいるという都市伝説を聞いたことがあるのですが、実際にそんな方には会ったことがありませんし、たぶん嘘だと思います。むしろ多くの教会で、カレーは礼拝の後のランチメニューの定番だと思います。福神漬けを「福音漬け」と呼んでいる人にはお会いしたことがありますが。
さて、スパイスって聖書に似ているところがあるな、って、思います。スパイスは口の中に広がる世界を驚くほど変えてくれますが、聖書はこの生きている世界、人生を驚くほど変えてくれます。聖書は旧約・新約合わせて66の書から成り立っていますが、たとえるなら、聖書は66種類の人生のスパイスです。

スパイスを使うのには、勉強するよりもまず実際に使ってみるのが一番です。それも、スパイスだけを舐めてみるよりも、実際の料理に入れてみるのが一番です。スパイスにはそれぞれ、産地・製法・それにまつわる歴史・・・と、様々な情報があるのですが、それを勉強しても実際の料理にはあんまり役に立ちません。少なくとも初心者のうちは。最初はとにかく、座学よりも実践が肝心なんです、スパイス道は。

聖書もそれに似ているところがあって、ただそれを読んで覚えるだけではあんまり意味がないんです。それよりも聖書のことばを実際の人生で使ってみる、自分の考え方を変えてみる、そっちの方が大切なことです。特に日本人にありがちなことなのですが、何かを始めるときに、まずその道の「博士」になりがたる人って多いものです。「やってみる前に知っておかなきゃ」と思っちゃうタイプの人です。実は僕自身、かなりそういうタイプです。カレー作りに挑戦してみよう、と思い立って最初にしたことは、インターネットで「スパイス図鑑」みたいなサイトを探して3日くらい熟読することでした。しかしこれがいくら読んでもピンと来ません。「爽やかな辛味」ってどんな辛味?「かすかな苦味と甘い香り」って苦くて甘いの?「○○を思わせる香り」って、そもそもその○○を知りません!!

それでもう「知ること」は諦めて、とにかくまずは使ってみよう!ということにしたんです。スーパーに行って、カレーの基本と言われるクミン、ターメリック、コリアンダー、チリペッパーの4つを買ってきて、それを家に常備してあるいつものレトルトカレーにちょっとずつ加えてみたりして、それで初めてスパイスの使い方がわかりました。どんな資料を読むよりもよくわかりました。そしてこのこともわかりました。「スパイスを使うのにスパイス博士である必要はない!」

聖書も同じです。「聖書の恵みを受けるのに、聖書博士である必要はない!」んです。聖書って、勉強だけしても実際に人生に応用してみないとちっともわからないことが多いんです。

それに、たとえばスパイスに興味がない人でも、胡椒とか七味唐辛子とかは知っていますよね。そのおいしさも知っていますよね。これだって立派なスパイスなんです。「そうか、言われてみればこれもスパイスだよね!知らない間に僕はもうスパイスを使っていたんだ!」と気づいた時は目からウロコが落ちた気がしました。同じように聖書を読んだことのない人でもこの「目からウロコ」とか「豚に真珠」とかの言葉は知っています。これって実は聖書のことばなんです。「え!これも聖書なの!?」と知った時(もうずいぶん昔ですが)、急に聖書が身近に思えたのを覚えています。

聖書を勉強してもなかなかわからない!という方はいませんか?聖書を勉強しないと神様の祝福を得られない!と思っている方はいませんか?まずは何か短い1フレーズでもいいですから、それを心に留めて生きてみてください。「隣人を愛しなさい」でもいいですし「求めれば与えられる」でもいいですし、「豚に真珠」でもいいです。なんでもいいです。聖書って、紙の上だけで勉強してもなかなかわかるものではないんです。実際にそれを心に留めて生きてみたときに、はじめてわかることがたくさんあるんです。

スパイスは一振りで料理の味を大きく変えます。聖書もほんの少しで人生を大きく変えたりします。日々の料理にスパイスを、日々の生活に聖書を、ぜひお試しいただきたいと思います。

我が家のキッチンに集まったスパイスはまだ12種類。でも、「全部制覇する」よりも「あるものをとことん楽しんでみる」方に今は心を向けています。それをしていればきっとまた次に欲しいスパイスが出てくるはずですから。

今日はこれからチキンカレーを作ります。
それではまたいずれ。
MARO
でした。

主にありて。

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