主の御名をあがめます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。
◆1844年10月15日 フリードリヒ・ニーチェの誕生日
今日は「神は死んだ」のフレーズでお馴染みの哲学者、ニーチェさんの誕生日です。このフレーズで哲学と神学とを決定的に切り離したニーチェさんですが、実は牧師の息子として生まれ、大学では哲学と神学の両方を専攻していました。哲学だけでなく、神学もしっかり学んだ上だからこそ、クリティカルな教会批判やキリスト教批判が出来上がったのだと思います。
僕はクリスチャンですから、ニーチェさんの思想とはある意味で相反する立場にあるわけですけれど、批判対象をただ嫌悪したり忌避したりするのではなく、きちんと学んだ上で批判するという姿勢は非常に大切だと思っています。そして実は僕も、大学時代はニーチェさんの哲学を熱心に勉強した時期もありました。それもあった上で、僕は個人的にクリスチャンになったわけですけれど。ですから今でもニーチェさんは大好きです。古今東西、会いたい人に誰でも会える機会があるのなら、もちろん一番はイエス様ですけど、何番目かにはニーチェさんに会ってみたいです。
それではまた明日。
主にありて。
MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。