「捕囚」の次は「分裂」、教会の踏んだり蹴ったりな時代

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1370年12月30日 教皇グレゴリウス11世の即位

カトリックの総本山といえばローマ(正確にはヴァチカン)ですけれど、実はカトリック教会の総本山がローマではなかった時期があります。それが1309年から1377年にかけての「アヴィニョン捕囚(教皇のバビロン捕囚)」と呼ばれる時期です。フランス国王とローマ教皇の対立が激化し、フランスが教皇を捕らえるという1303年のアナーニ事件をきっかけに、教皇はフランス国王に逆らえなくなり、居所をフランスのアヴィニョンに移さざるを得なくなったんです。
その時期の最後の教皇になったのがグレゴリウス11世です。1370年に即位し、1377年にローマに戻り、この期間は終わりを迎えました。しかしこれでめでたしめでたし、とはならず、翌1378年にグレゴリウス11世が没し、ローマでウルバヌス6世が教皇に選出されると、「その選挙は無効だ!」とフランスの聖職者たちがアヴィニョンでクレメンス7世を教皇として擁立しました。同時に二人のローマ教皇が並び立つ状態になってしまったのです。この出来事を「大シスマ(教会大分裂)」と呼び、この状況は1417年まで続きました。

日本でも足利尊氏が室町幕府を開いた頃に、二人の天皇が並び立つ南北朝時代がありましたし、中国でも複数の皇帝が並び立つ時期がありました。どこの世界でも似たようなことは起こるんですね。

それではまた明日。

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