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◆1649年1月30日 清教徒革命でチャールズ1世が処刑された日
清教徒革命はイギリスで起こった社会革命で、王政が倒され共和制が一時的に成立しました。が、1660年には王政復古が行われ、革命は失敗に終わったと言えます。清教徒またはピューリタンと呼ばれるクリスチャンの一派がその中心になったのでこのように呼ばれます。
英語で言えばPuritanで、PureやPurityに由来する言葉ですから「純潔、純粋な人々」という意味です。「バカ正直」のような意味もあり、最初は蔑称として周りから呼ばれ始めた呼称でしたが、後に自分たちでも名乗るようになりました。
チャールズ1世は王権神授説という「王というのは神様が任命したんだから、ものすごく偉いんだ!誰も文句言うな!」立場をとった王だったので、議会と対立し、しかもわがままな政策を行なったので、この革命を引き起こしてしまい、そして1649年の1月30日に処刑されてしまいました。
しかしこの革命の指導者だったクロムウェルも、共和制の時代に御国卿となりイギリスの指導者になりましたが、その治世は失敗に終わったと言えます。1959年になくなりましたが、王政復古後の1661年、チャールズ1世が処刑された日に、「王を処刑した反逆者」として墓を暴かれ、その遺体が斬首されました。
・・・死者に鞭打つ、というか、死者の首を切るなんて恐ろしい・・・。
それではまた明日。
MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。