1月1日「イエス・キリストの系図」

アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図。(マタイ1:1)

今日の聖句は、マタイ福音書の出だしの言葉である。マタイが福音書の冒頭に系図を記したのは、イエス・キリストの誕生が「神の救いの歴史」の出来事であることを伝えるためである。その歴史は、神がイスラエルの父祖アブラハムを選んだ時に始まった。神の救いの歴史は、人の歴史と重なっているが、神の意思が働く、信仰によって知る歴史である。聖書は、神の救いの歴史を記す信仰者の証言である。

神は天と地とを創造し、最後に愛を込めて、人をご自分に似せて創造した。すなわち人を、神の言葉に応える自由な意思を持つ人格的存在として創造した。しかし人は、神の言葉に聞き従わず、互いにかみ合い、滅ぼし合っている。そこで神は、神の言葉を持ち運ぶ神の民を興(おこ)すために、アブラハムを選んだ(創世記12:2)。そして、アブラハムから興ったイスラエルの民をエジプトの地から導き出し、神の意思を民に明らかにしたモーセの律法を与えた(出エジプト20章)。また、預言者たちを通して、人が罪によって滅びることを望まない神の熱愛を語り、人を罪から救う救い主(メシア)の派遣を約束した。

マタイは系図によって神の救いの歴史を語り、時が満ちて、「メシアと呼ばれるイエスがお生まれになった」(16節)、「この子は自分の民を罪から救うからである」(21節)と、喜びの福音を告げる。私たちは、救いの歴史を通して語られる神の言葉を聞くことによって神とお会いする。イエス・キリストの救いは、人の思索や願望から生まれたのではなく、神の救いの歴史の出来事である。

Share

Related Posts

None found

  1. 4月19日「互いに思いを一つにし」

  2. 【今日は何の日】1867年7月14日 浦上四番崩れ

  3. 2020年9月13日「地の果てに至るまで、わたしの証人となる」

  4. 思い出の杉谷牧師(7)下田ひとみ

  5. 2020年11月26日「いつも一緒にいるわけではない」

  6. ダリのあの構図はこの人から生まれた!? 〜十字架の聖ヨハネ〜 

  7. 【連載小説】月の都(32)下田ひとみ

  8. 神さまが共におられる神秘(51)稲川圭三

  9. 【連載小説】月の都(17)下田ひとみ

  10. 【毎月1日連載】牧会あれこれ(24)「私の死と私の物語

  11. 2020年11月9日「起き上がりなさい」

  12. 2020年11月16日「罪のない者が、まず」

  13. 2020年10月19日「キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さ」

  14. 自らを銃撃した犯人をゆるしたローマ教皇ヨハネ・パウロ2世

  15. 【夕暮れに、なお光あり】 あいさつ 小島誠志 2020年8月11日

クリスチャンプレス をご支援ください

300円 1000円 5000円 10000円

※金額のご指定も可能です。

金額をご指定

リンク用バナーダウンロード

画像をダウンロードしてご利用ください。

リンクを張っていただいた場合は、ご連絡いただけると幸いです。