5月6日「神の御心を行う人こそ」

見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心(みこころ)を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。(マルコによる福音書3章34〜35節)

「あの男は気が変になっている」という噂を聞いて、主イエスの身内の者は心配した。しかも、エルサレムから来た律法学者たちが「あの男はベルゼブル(悪霊)に取りつかれている」と言うに及んで、家族は主イエスを家に連れ帰ろうと、母マリアを伴ってやって来た。人々が主イエスを囲んでその教えに耳を傾けている場所に、家族の来訪が告げられた。すると、主は「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と言い、周りに座っている人々を見回して、今日の聖句を語った。

この言葉は、律法に厳格なユダヤ社会において、「あなたの父と母を敬いなさい」という戒めを否定するものであり、家族は勿論、聞いた人々も衝撃を受けたであろう。主イエスは肉の家族を超えた、神の家族のことを言われたのである。「神の御心を行う人」とは、前後の文脈から分かるように、主イエスのそばに居て、み言葉に耳を傾ける人である。主のそばでみ言葉を聞く人々に聖霊が働き、聖霊に生かされる神の家族が生まれるのである。

主イエスは新しい神の家族を造るために来られた。しかし、そのことは地上の家族を無視することではない。主イエスは死を前にして、愛する弟子に母マリアを託された(ヨハネ19・26〜27)。使徒たちは両親や家族を大事にするようにと教え、信徒たちが地上の家族関係を良く築くことを勧めている(Iテモテ5・4他)。「教会」は神の家族であり、「神の御心を行う」者たちの群れである。何よりも神の言葉を聞いて、神の恵みの中で生きる者たちの集まりである。神との関係が家族より先にあるのであり、そのことによって家族は正しく基礎づけられ、祝福される。

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