2020年9月26日「熱心な祈りがささげられていた」

ペトロは牢に入れられていた。教会では彼のために熱心な祈りが神にささげられていた。(使徒言行録12章5節)

ローマの手先と言われたへロデ王は、使徒ヤコブの殺害がユダヤ人に喜ばれたのを知って、さらにペトロを捕らえ、牢(ろう)に入れた。彼はユダヤ人の人気を得るために手段を選ばなかった。しかし、ヤコブが殺害され、ペトロが同じ運命になることは、教会にとって大きな打撃であった。教会は小さく、無力で、権力に対抗する力も手立てもなかった。何の手立てもない教会は、天に目を向けて神に祈った。今日の聖句は、困難の前で神に祈るしかない教会の姿を伝えるとともに、祈りこそ、困難に立ち向かう教会の武器であることを語る。投獄されていたペトロは主の使いによってへロデの子から救い出された。ペロは皆が祈っている「マルコと呼ばれていたヨハネの母マリアの家」(12節)の教会に行き、救い出された次第を報告し、そして、他の場所に出かけて行った。神はヤコブの場合には、その死をゆるされたが、ペトロには天使を送って危機から救った

祈れば、神は私たちの願いどおりに実現されるということではない。祈りは、私たちの願いを申し上げるとともに、神に信頼し、委ねるのである。主イエスはイザヤ書を引いて、「わたしの家は、祈りの家と呼ばれるべきである」(マタイ21・13)と言った。祈る教会こそ、真の教会である。祈りこそ、教会が人によって成ったのではなく、神によって成ったものであることを最もよく表わす。祈って待つことによって、私たちは神の御心(みこころ)を知り、なすべきことを示される。祈りによって、私たちは神と結ばれ、神の働きのために整えられてゆく。

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