2020年10月25日「キリストと教会について述べている」

「それゆえ、人は父と母を離れてその妻と結ばれ、ニ人は一体となる」。この神秘は偉大です。わたしは、キリストと教会について述べているのです。(エフェソの信徒への手紙5章31〜32節)

パウロは、「妻たちよ、主に仕えるように、自分の夫に仕えなさい」(22節)、「夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えになったように、妻を愛しなさい」(25節)と勧めて、今日の聖句を語った。夫婦をはじめ、私たちの人間関係を成り立たせるのは、キリストと教会の関係が土台である。教会はキリストの体であり、「わたしたちは、キリストの体の一部」(30節)である。目と手が違うように、教会は違いを持つ者たちがキリストに結ばれて、互いを必要とする一体の関係である。ここには上下の支配関係はない。

そのように、妻と夫も支配従属の関係ではなく、互いを必要とする一体の関係である。自分の夫に仕えなさい」という勧めは、「キリストに対する畏(おそ)れをもって、互いに仕え合いなさい」(21節)が前提である。キリストに仕えるように、仕え合うことによって、二人は一体となってゆく。また、「妻を愛しなさい」も、「キリストが教会を愛し」(25節)とあるように、夫だけでなく、キリストに愛されている妻にもあてはまる

人間関係は難しいが、夫婦の関係も例外ではない。私たちは自己中心の罪人であるから、最も近い隣人である夫、妻との間で、すれ違いという危機に直面する。使徒がここでキリストと教会の関係について述べたのは、人間関係の危機を繕(つくろ)うのは、罪人を無条件に赦(ゆる)し、花嫁として迎えてくださるキリストの愛を示すためである。キリストを仰ぐ時、私たちは相手を変える努力によってではなく、違いを受け入れ合って一体となる愛を知る。

Share

Related Posts

None found

  1. 【今日は何の日】7月11日 iPhone日本発売

  2. 牧会あれこれ(12)賀来周一

  3. 【毎月1日連載】牧会あれこれ(20)「牧会配慮の必要を問う」

  4. 【連載小説】月の都(28)下田ひとみ

  5. 神さまが共におられる神秘(39)稲川圭三

  6. 2020年8月6日「貧しい人は福音を告げ知らされている」

  7. 聖書に登場するちょっぴりエロチックな植物

  8. 5月18日はマーラーが亡くなった日

  9. 牧会あれこれ(8)賀来周一

  10. 3月31日はバラの主日

  11. 【今日は何の日】11月29日 いい肉の日

  12. 4月25日「神の霊の力によって」

  13. 【東アジアのリアル】 民の朝鮮半島平和協定宣言 松山健作 2020年12月25日

  14. 【連載小説】月の都(1)下田ひとみ

  15. 3月11日「心は燃えても、肉体は弱い」

クリスチャンプレス をご支援ください

300円 1000円 5000円 10000円

※金額のご指定も可能です。

金額をご指定

リンク用バナーダウンロード

画像をダウンロードしてご利用ください。

リンクを張っていただいた場合は、ご連絡いただけると幸いです。