2020年10月28日「わたしたちはその栄光を見た」

言(ことば)は肉となって、 わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。(ヨハネによる福音書 1章14節)

「言は肉となった」とは、神の御子(みこ)が私たちと同じ体を持つ人間となられたということである。体について、パウロは「『内なる人』としては神の律法を喜んでいますが、わたしの五体にはもう 一つの法則があって心の法則と戦い、わたしを、五体の内にある罪の法則のとりこにしている」(ローマ7 ・22〜23)と言う。人を愛することや世界の平和を願いながら、人間の体は人を退け、憎むのである。主イエスはまさに第一に、罪のために神の栄光を受けられなくなっている人間の罪を贖(あがな)うために、私たちと同じ体を持つ人間とな った。「イエスは罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです」(ヘブライ2・17)。 私たちの罪をその体に引き受けて贖った主イエスによって、私たちは罪を赦(ゆる)され、神の和解と交わりを得たそして、罪の体が完全に贖われる終わりの日を待ち望みつつ、日々、主イエスの言葉に従うのである。

第二に、主イエスははかない体を持つ私たちを思いやるために、私たちと同じ体を持たれた。主イエスは病み、衰え、死ぬ、はかない体を持つ者として、この世を生きられた。地上の生涯において、その十字架の死において、主イエスは人間の体のはかなさを極限まで味わわれた 。それゆえに、私たちは主イエスが「私たちの弱さを思いやることのできないような方ではない」(へブライ5 ・2 ) と知る 。 苦難を通って栄光に入られた主を仰ぐ者には、 生、老、病、死の苦難が伴う世において、体の弱さ、はかなさを覚えることがあっても、 決して神に見捨てられた人生を送るのではない。

Share

Related Posts

None found

  1. 1月14日「御国が来ますように」

  2. 2020年12月5日「わたしの平和を与える」

  3. 【chiyoのGOD ONLY KNOWS!】第10回 ブラジルにて(前編)

  4. 【連載小説】月の都(2)下田ひとみ

  5. 【東アジアのリアル】 台湾キリスト教長老教会の視点から見た李登輝 鄭 睦群

  6. 【毎月1日連載】牧会あれこれ (29) 自死の問題を信仰で受け止める

  7. 4月1日「永遠の命に導くのです」

  8. 【宗教リテラシー向上委員会】 失われた「ひとづくり」の回復を 池口龍法 2021年1月21日

  9. 【クリスチャンな日々】第16回 さみしがりのススメ MARO

  10. 5月22日「すべての人のしもべに」

  11. 【連載小説】月の都(34)下田ひとみ

  12. 2020年12月12日「父がお与えになった杯は」

  13. 2月7日「よい土地に落ち、実を結んで」

  14. 初代ディズニー・プリンセスの生まれた日 〜『白雪姫』の衝撃〜

  15. 「エッセイ」の語源を作った世界最初のエッセイスト 

クリスチャンプレス をご支援ください

300円 1000円 5000円 10000円

※金額のご指定も可能です。

金額をご指定

リンク用バナーダウンロード

画像をダウンロードしてご利用ください。

リンクを張っていただいた場合は、ご連絡いただけると幸いです。