2020年12月2日「互いに愛し合いなさい」

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネによる福音書13章34節)

今日の聖句は主イエスの掟(おきて)である。愛についての神の掟は、以前から知られているはずなのに、なぜ「新しい掟」と言われるのか。その理由は、「わたしがあなたがたを愛したように」ということにある。一般論としての掟ではなく、主イエスに愛されて愛し合う掟である。これは人類愛の掟ではなく、主イエスが弟子たち、すなわち、教会に与えた掟である。

主イエスが新しい掟を弟子たちに与えた目的は、「互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる」(35節)ということである。主の弟子たちが「互いに愛し合う」ことによって、教会は人々に主イエスを証しする。

私たちは遠い人を愛することはできても、近い人を愛することは難しい。互いに愛し合うはずの場所に、争いや憎しみが起こる。利害がからみ、主張が対立する。相手に愛がないと恨み、裁く。そのような私たちが、人の罪をご自分に引き受けて、どこまでも人を赦(ゆる)す主の愛に倣うことは難しい。近くにいる人を愛する隣人愛は、私たちの中から出て来ない。その愛は、み言葉を聞き、主を見上げて祈る時、神から来るのである。自分に執着する頑固な罪を思い知らされて、その罪のために私たちが滅びないようにと十字架の上で父なる神に執り成しておられる主イエスの愛が迫ってくる時、私たちの心は打ち砕かれ、そこから愛が生まれてくる。隣人愛と教会の宣教の原動力は神から来ることを覚えて、礼拝と祈りを忘れてはならない。

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