成井大介師がカトリック新潟教区の司教に叙階 2年半の空位を経て

 

パウロ成井大介(なるい・だいすけ)被選司教(46)の第8代新潟教区司教叙階式が、秋分の日にあたる22日午前10時から、カトリック新潟教区司教座聖堂(カテドラル)である新潟教会(新潟市)で行われた。

成井大介司教(新潟教区のホームページから)

主司式は前任者の菊地功大司教(東京大司教区)で、新型コロナ・ウイルス感染予防のため、聖堂内の参列者は60人程度で執り行われた。叙階式の模様はユーチューブでもライブ配信され、3000人以上の人に視聴された。

 

教皇フランシスコによって成井神父が新潟教区司教に任命されたのは5月31日(聖霊降臨の主日)のこと。新潟教区の司教は、菊地前司教が東京大司教区大司教に就任した2017年12月から空位になっており、これまで菊地大司教が新潟教区使徒座管理者も兼務していた。成井司教が着座することにより、2年半ぶりにそのような変則的な状態が解消することになる。新潟教区の管轄区域は新潟県、山形県、秋田県の3県。

成井司教は1973年、愛知県岩倉市生まれ。92年、南山大学に入学し、2000年、神言修道会で終生誓願。01年、名古屋の南山教会で司祭に叙階され、新潟教区の秋田教会で3年間、助任司祭として働いた。「ある時は、青年会の相談役。ある時は、中高生会のお兄ちゃん。ある時は、教会学校の評判のマジシャン」と同教会のホームページでは紹介されている。

カトリック土崎教会(秋田市)の公式フェイスブックでは、成井司教の叙階の喜びを次にように伝えている。

本日、待望の新潟教区新司教様が誕生されました! 新潟教会で行われた成井司教様の叙階式に、土崎教会からは新立神父と3名の信徒が参加しました。荘厳でありながら、心温まる素晴らしい叙階式でした。これからの新潟教区を強く導いてくださる成井司教様への期待と希望を全身で感じることができました。また新潟教区の青年有志からサプライズで動画のプレゼントを行ったのですが、大変喜んでくださり、筆者も感極まってしまいました。世代的にバレそうですが、あえてドラクエ5的なノリでいけば、「なるさんが帰ってきた! わーいわーい!」(※嬉しすぎてご乱心ですが今回だけは御容赦ください)……これからの成井司教様、新潟教区に大いなるお恵みがありますように! シャローム!!

その後、米国で2年間研修し、帰国後、神言会神学生養成を担当した。07~12年までカリタスジャパン秘書を務め、東日本大震災直後から2年間、仙台教区サポートセンターの初代事務局長として、被災地の復興支援活動に深く携わった。

12年から神言修道会総本部の正義と平和(JPIC)・環境問題部門を担当し、15年からローマの神言会総本部で同部門の責任者を務めていた。日本の司教で神言会出身は、菊地大司教に次いで2人目となる。

成井被選司教は7月17日、新潟に到着し、2日後の日曜日にはさっそく新潟教会で年間第16主日の9時半のミサの共同司式をした。そのミサにあずかった新潟教会の信徒は、成井被選司教がミサを司式することを知らされていなかったため、驚きと同時に感激していたという。

日本のカトリック教会は16の教区に分かれており、それぞれの教区を監督する司教が置かれている。ただ、前任の司教が辞任してから新しい司教が任命されるまで空位となっていた教区もあった。

4月には、1年間空席が続いていた福岡司教にヨゼフ・アベイヤ師が任命され、翌5月に着座した。福岡教区は、2019年4月に前任の宮原良治(みやはら・りょうじ)司教が辞任し、その空位期間のための使徒座管理区長を、大名町教会の杉原寛信(すぎはら・ひろのぶ)神父が務めていた。これで、空位が続いていた新潟教区と福岡教区の司教が着任したことになる。

ただし今も、昨年6月に幸田和生(こうだ・かずお)司教が辞任して以来、通常は置かれるはずの東京大司教区の補佐司教は空位が続いている。また、今年3月には仙台教区の平賀徹夫(ひらが・てつお)司教が引退したため、司教が決まるまでの使徒座管理者として小松史朗(こまつ・しろう)神父が任命されている。

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