10月23日は宋美齢の召天日

 

今日10月23日は宋美齢(そう・びれい)の召天日です。中華民国(台湾)の初代総統である蒋介石(しょうかいせき)の妻で、2003年に105歳で亡くなりました。

1997年に伝記映画「宋家の三姉妹」が作られています。長女の宋靄齢(そう・あいれい)は大財閥の当主だった孔祥熙(こう・しょうき)と、次女の宋慶齢(そう・けいれい)は中国革命の父である孫文とそれぞれ結婚しています。

ウェルズリー大学のスピーチ・ポスター

メソジスト教会の宣教師・牧師だった宋嘉樹(そう・かじゅ)の三女として生まれました。9歳のとき、姉と共に米国に渡り、中学、高校、そして名門女子大学のウェルズリー大学を首席で卒業します。この時に身につけた流暢(りゅうちょう)な英語が、後の政治活動に大きな影響を与えることになりました。

中華民国に帰国した後、父と共に伝道活動を熱心に行いました。その後、蒋介石と出会い、約7年の交際を経て結婚します。蒋介石は、両親に結婚を承諾してもらうため、キリスト教に改宗することを約束し、実際に結婚後の1929年に上海のメソジスト教会で洗礼を受けています。

入信後の蒋介石は信仰に熱心となり、たえず聖書に親しみ、礼拝に参加するとともに、自らも礼拝を主宰して集まった家族、知人、部下などに奨励の説教をするほどになったという。重要な国務があっても、彼の礼拝は妨げられなかった。彼の聖書への造詣は非常に深くなり、のちには神学校出身者にも比肩するようになっていたという。確かに彼の後半生の文書や日記には、キリストの救いや恵みなど聖書への言及、引用が多くなっている。(関榮次『蒋介石が愛した日本』PHP研究所)

戦時中からファースト・レディーとして政治の表舞台で活躍する一方、クリスチャンとして国際赤十字運動への支援を国内外で積極的に行っています。このように中華民国のスポークスマン兼ロビイスト的役割を果たし続け、世界各国のマスメディアにおいてその動向が大きく取り上げられました。

左から蒋介石、岸信介、宋美齡(1950年頃)

蒋介石が亡くなってからは米国に移住し、晩年は、教会での礼拝は欠かさず出席したと伝えられています。

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