【西日本豪雨】韓国からボランティア 献身的な活動に地元から感謝の声

 

西日本豪雨から3週間が経過した。岡山キリスト災害支援室(岡キ災)では、岡山県倉敷市真備(まび)町など県内被災地にボランティアを派遣。瓦礫(がれき)の片づけ、泥かきなどを行っている。現在までに岡キ災で活動したボランティアの数は264人。

先月25日から、韓国のメガ・チャーチであるオンヌリ教会から12人が駆けつけた。ボランティア募集を開始したのは22日の礼拝時で、すぐに申し込みがあったという。中には、熊本地震や九州集中豪雨の時にもボランティアとして来日した人もいた。

現在、岡キ災が担っている大きな作業の一つが真備児童館の復旧作業だ。この周辺は建物の2階の高さまで浸水し、被害も大きい。しかし行政側も、次々と増える作業のため、児童館まで手が回らない。岡キ災が「何かできることはないか」と申し入れると、遠慮がちに同館の作業を依頼されたという。

水没した什器(じゅうき)類の廃棄、床や園庭などの掃除がおもな作業。特に天井と壁の板を剥(は)がす作業では、水を含んだ断熱材が落ちてきて、あたり一面が水浸しになり、作業者も水を被ったという。常に上を向きながらの作業に加え、泥水を含んだ断熱材は、カビや腐敗、浄化槽からの汚物により匂いもきつい。

床や壁、天上の板を剥がして作業をする(写真:日本国際飢餓対策機構提供)

それでも韓国チームをはじめとするボランティアは文句一つ言わず、黙々と作業をこなし、その様子を見ていた同館長も感心した様子だったという。キリスト教会のない真備町で、彼らの活動が大きな証しとなったのだ。

また、現地では高齢者世帯も少なくない。現在も家の1室しか片づいておらず、他の部屋は手つかずのままという家もある。韓国チームの一人が入った現場もそんな家の一つだった。

「どんな瓦礫の中に埋もれているものでも、泥に浸かったものでも、その家族にとっては大切なものかもしれない。決して捨てないように」。朝のミーティング時にボランティアにそう注意を促す。実際、韓国チームのいた現場で、大きな掛け軸が泥に浸かっているのが見つかった。それを家族に渡すと、大事そうに袋にしまったという。

猛暑の中の作業で、こまめに水分と休憩はとっているものの、軽い熱中症のような症状を訴える人もいる。しかし、現在までに救急搬送されたボランティアはいない。

発足当初、作業は3カ月くらいを見込んでいたが、後から後から出てくる作業に、現在は人が足りていない状況だ。「人はいればいるだけ作業がはかどる」とスタッフは話す。今後も引き続きボランティアを必要としている。ボランティアの申し込みは以下まで。

【ボランティア募集中】
登録フォームから事前登録が必要。

【経済的支援にもご協力を】
日本国際飢餓対策機構2018年7月豪雨緊急募金

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