【米クリスチャニティ・トゥデイ】「先生、教会のために休みを取ってください」(対訳)

 

ソファに座ってデジタル・カレンダーを繰りながら、「いつ休暇を取れるのだろう」と思案する。考えなければならないことは山ほどある。夏の合同礼拝、バイブル・スクール、各種キャンプ、ほかのスタッフの休暇。すでに始まった教会の夏枯れも心配だ。「士気という点からだけでも、主任牧師がいなくて教会は本当にやっていけるのかしら」

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I sit on the couch, flipping through my digital calendar, trying to do the math. When can we actually fit in some vacation time? There are so many factors to consider: the launch of the combined summer service, Vacation Bible School, various camps, vacations for other staff members. I also worry about the summer slump, which is already upon us. Can the church really afford not to have their lead pastors present, if only for morale?

共に主任牧師として同じ教会に仕えている夫と私には、休暇がある。どんな本も、宣教ブログも、教授も、こう言っていないものはない。「牧師は自分の家族に気を配り、自分の魂を守り、休まなければならない」と。

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My husband and I, co-lead pastors of our church, have the vacation time. All the books and all the ministry blogs and all the professors say pastors must tend to their families, guard their souls, and rest.

(写真:Ziga)

本当にリラックスするため、また、牧会という素晴らしいけれど大変な仕事から離れるためには、1週間以上の休暇、いや、続けて2週間以上の休暇を取らなければならないと心では分かっている。けれども、2週間の間にはいろいろなことが起こりうる。

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I know in my heart we need to take more than one week—that in fact we need two in a row—to truly decompress and separate from the beautiful but weighty vocation that is parish ministry. But so much can happen in two weeks.

私は気を回し始める。「何か揉(も)め事が起こるかもしれない。急を要する事務的なことが生じるかも。誰かが入院して、私の励ましの言葉が必要にならないかしら」。抑え切れなくなった考えの先には、教会が崩壊し、教会員が大量流出し、問題が激増する様子が見えてしまうのだ。

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My mind begins to race. A conflict might emerge, a pressing administrative issue could arise, someone might end up in the hospital with only a good word from my lips able to sustain them. As my thoughts careen out of control, images of a church in tatters, a mass exodus, and possible explosions flood my mind’s eye.

「落ち着きなさい」と自分に言う。

2週間、教会から離れることで抱いてしまうとんちんかんな恐れと不安が明らかにしたのは、むしろ私の中にある手当てしなければならない傷の存在だ。(次ページに続く)

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The irrational fear and anxiety of taking a mere 14 consecutive days away from my parish has unveiled a wound within me that needs attention.
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