教会

終戦記念日に町に鳴り響く平和の鐘 常盤台バプテスト教会

投稿日:2018年8月14日 更新日: -

 

日本バプテスト連盟・常盤台(ときわだい)バプテスト教会(東京都板橋区)は毎年、6日と9日の広島と長崎の原爆記念日、そして15日の終戦記念日に合わせて教会の鐘を鳴らし、平和の祈りを町の人々に届けている。また、平和祈念会を15日午前11時半〜午後12時15分、礼拝堂で行う。

2012年、長崎から常盤台に転任してきた牧師の友納靖史(とものう・やすし)さんは、二つのことに驚いたという。その一つは、教会の近くにある公園が「平和公園」と呼ばれていること。もう一つは、板橋区役所の正面玄関前にある「平和を祈る」という像が、長崎にある平和祈念像と上半身が同じ姿だったことだ。

板橋区役所新庁舎前の「平和を祈る」(写真:板橋区役所提供)

この像は、長崎の祈念像を造った北村西望(きたむら・せいぼう、1884~1987)の絶作。長崎の像(55年)は、高さ9・7メートル、重さ30トンもの巨大像だが、同区のものは、高さ2・5メートルのブロンズ像。また、こちらは座像ではなく立像。ただし、右手が天を指し、左手が水平に伸ばされている姿は、長崎と同じだ。

一方、平和公園は、板橋区が平和都市宣言をした翌年の86年に完成した。公園内には、「へいわ」の文字をかたどった形の「へいわの池」があり、長崎市の平和への願いが込められた平和の泉の水が注がれている。また、核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を願うシンボルとして、「平和の灯(ひ)」モニュメントが設置されている。ここに灯されている火は、広島市平和記念公園内の「平和の灯(ともしび)」と長崎市平和公園内の「誓いの火」とを合わせたもの。この灯は、公園ができた86年以降、灯され続けている。

常盤台バプテスト教会の鐘

友納さんはこうした背景を知り、そんな町にある教会がどのようなことをすべきかを考えさせられたという。そして心に浮かんだのは、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)という聖書の言葉だった。そして、教会で平和祈念会を開始し、鐘を鳴らすようになったのだ。

友納さんはそのきっかけを次のように話す。

「常盤台バプテスト教会では、3月11日午後2時46分に教会の鐘を鳴らし、東日本大震災の犠牲者を追悼する祈りを常盤台地域住民と行っています。これは、私が常盤台教会に来る前、東日本大震災が起きた翌年の2012年3月11日から始まりました。以前、『教会の鐘を鳴らすと騒音で迷惑だ』と言われてから、長く鐘を鳴らしていませんでしたが、12年に教会の鐘を鳴らしたところ、近所の人々から感謝の電話が事務所にかかってきたそうです。その話を教会員から聞いたとき、教会が意味あるメッセージを、鐘を通して送ることは大事ではないかと教えられました。そして、教会が鐘を鳴らして地域に祈りの機会を提供する必要性を強く感じたのです」

平和祈念会

友納さんは、鐘を鳴らすことを通して、キリストにある「平和」を伝えたいという。

「2000年前、イエス・キリストは、妬(ねた)みと憎しみを抱いて十字架につけた人々に対し、神の御子であったにもかかわらず、神の力を行使されるのではなく、互いに愛し合い、赦(ゆる)し合うことこそ、武力に勝る『真の力』であることを示されました。そして、『父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです』(ルカ23:34)と祈られたのです。彼の言葉と行動に秘められた真の希望と慰めを見いだして、被爆国日本に託された平和を実現する使命をご一緒に探ることができるなら幸いです」

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