理辺良保行上智大学名誉教授、帰天 80歳

 

上智大学名誉教授でイエズス会司祭の理辺良保行(りべら・ほあん)さんが5日午後1時(現地時間)、滞在中のスペインで肺がんのため帰天した。80歳。葬儀・告別式は7日、現地で行った。追悼ミサは26日午後1時半からカトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)主聖堂(東京都千代田区麹町6-5-1)で執り行われる。

理辺良保行さん(写真:上智大学提供)

理辺良さんは1938年スペイン生まれ。60年、スペインのサン・エスタニスラオ大学古典文学専科を卒業し、63年、アルカラ・デ・エナレス大学大学院哲学研究科修士課程修了。その後、来日して、69年、国際基督教大学大学院教育学研究科心理学専攻修士課程修了。73年、上智大学神学部神学科卒業。72~80年、同大文学部に非常勤講師、73~76年には同大カウンセラー室非常勤学生カウンセラーを務め、80年から同大文学部人間学研究室の講師や助教授を経て、93年に教授。2004年、特別契約教授、09年、上智大学名誉教授。

著書に『対話──理論と実践』『新人間の宣言』『踊りませんか──福音の心に触れる』(あかし書房)、共著に『ライフサイクルと人間の意識』(金子書房)、『現代人間学』(春秋社)がある。

 






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