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カトリック新潟教区、公開のミサ中止 新潟県で5人の新型コロナ・ウイルスの感染確認を受けて

 

カトリック新潟教区(使徒座管理者:菊地功大司教)は3日、公開のミサ中止のメッセージを発表した。4日から21日まで、公開のミサを原則として中止する。新潟教区が管轄するのは新潟県、山形県、秋田県の3県だが、新潟県で29日以降、5人の新型コロナ・ウイルスの感染者が確認された。

カトリック新潟教会(写真:Thomas akinasu)

「カトリック新潟教区の皆様」に宛てた菊地大司教の「新型コロナウイルス感染症に伴う、公開のミサ中止について」と題した文書の全文は以下のとおり。

新型コロナウイルスによる感染症の拡大と重篤な症例が報告されるに至り、これまで感染が報告されていなかった新潟教区内にあっても、新潟県内で昨日までに複数の感染者が報告されました。

2月24日には厚生労働省の専門家会議から具体的な見解が示され、さらには政府からも大規模なイベントの二週間程度の自粛要請が出されました。

新潟県内での感染者の発生の報道を受け、新潟教区内での対応を以下のように改めましたので、お知らせいたします。

1:3月4日(水)から3月21日(土)まで、公開のミサを原則として中止します。

2:特に3月8日と15日の主日にあっては、小教区をはじめ、定期的に不特定多数の信徒が参集して主日ミサが行われている施設では、公開のミサを原則として中止にします。

3:ただし、結婚式や葬儀は、充分な感染対策をとった上で、通常通り行います。

4:3月4日から3月21日まで、週日の公開のミサは、ごく小規模な参加者の場合を除いて、同様に中止します。小規模な参加者のミサでは、寒い季節ですが、換気に十分ご留意ください。

5:大きな状況の変化がない限り、現時点では初期対応として二週間のミサ中止を考えていますから、3月22日(日)以降は、通常に復帰する予定です。

6:ミサ以外の諸行事や会議に関しては、できる限り延期または中止するようにご配慮ください。規模が小さい集まりを実施する際には、手指の消毒や、充分な換気に留意し、身体的接触を避けるようにご配慮ください。

7:3月29日(日)まで、新潟教区の「すべての信徒」を対象に、主日のミサに与(あずか)る義務を免除します。それぞれが聖書を朗読し祈りを捧げる時を持つことを勧めます。また可能であれば東京教区などで実施しているインターネットでのミサ中継にあずかり、霊的聖体拝領をするように勧めます。

教会にとって、日々捧げられるべきミサの中止の決断は、容易なことではありません。今回は感染が全国的規模で拡大していることもあり、これまで感染が報告されていなかった教区内にも事例が報告されたことから、信徒と司祭の健康を守るためにこのようにいたしましたことをご理解ください。

新潟教区の小教区にあっては、信徒の数も少なく、大都会の教会のいわゆる「不特定多数」の方々が集まる教会とは状況が異なります。しかし、信徒や司祭には高齢の方々が増加している現実と、感染経路が明確ではないことを考え合わせると、リスクを回避することは重要です。ご自分の健康をまもることが、ひいては家族や地域の健康をまもることにつながります。

なおミサの中止は、上記の『公開ミサ』の中止であって、教区内の小教区や修道院にあっては、「公開されない」形で、ミサが通常通り毎日捧げ続けられます。新潟教区共同体内から、ミサが消えてしまうわけではありません。司祭はたとえ一人でミサを捧げたとしても、すべては「公」のミサとして捧げます。

『(司祭が祭儀を行うこと)それは司祭の霊的生活のためだけでなく、教会と世界の善のためにもなります。なぜなら「たとえ信者が列席できなくても、感謝の祭儀はキリストの行為であり、教会の行為だからです」』(ヨハネパウロ二世回勅「教会にいのちを与える聖体」)

もちろん実際にミサに与って聖体拝領することは、わたしたちの信仰生活にとって最も重要ですが、それ以外の場合にも、例えば聖体礼拝のうちにあって、またはミサに参加することができない場合にあって祈りのうちに、現存されるキリストとの一致を求めながら霊的に聖体を拝領することも忘れてはいけない教会の伝統です。

わたしたちは祈りの力を信じています。病気が蔓延(まんえん)したからといって祈りを止めることはありません。感染に対応する様々な手段を講じる中に霊的な戦いをも含めていなければ、この世界に教会として存在する意味がありません。

信仰におけるいのちへの希望を掲げながら、愛といつくしみの心を持って、感染した方々の回復と一日も早い事態の収拾を、わたしたちの母である聖母マリアの取り次ぎのもと、父である神に祈りましょう。

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