全国の神学校 新型コロナ・ウイルスで卒業式が相次いで縮小・中止

 

新型コロナ・ウイルスの感染拡大に伴い、東京以外の神学校でも卒業式の中止や縮小が相次いでいる。すでに終了しているところも含めて、次のような状況になっている。

日本キリスト改革派教会の神戸改革神学校(吉田隆校長、神戸市)は10日、外部からの参加者を招かず、卒業生・在校生・教職員のみで卒業式を行った。3人の卒業生を送り出したが、その様子はライブ配信された。

日本伝道隊と日本イエス・キリスト教団が共同して経営する関西聖書神学校(鎌野直人院長、神戸市)も10日、日本イエス・キリスト教団・明石人丸教会で、卒業生と神学校関係者のみで時間を短縮して行った。

聖霊派の日本福音教会が設立した関西聖書学院(大田裕作院長、奈良県生駒市)は12日、出席者数を絞り込み、極力時間短縮を図って行った。その卒業式の様子はインターネットでライブ配信された。会食は中止した。

イムマヌエル綜合伝道団のイムマヌエル聖宣神学院(河村従彦院長、横浜市)は、13日に予定していた卒業式を中止した。4人の卒業生は、派遣の交付を受ける時に卒業証書を手渡されることになっている。

国際福音宣教会(OMFインターナショナル)によって設立された北海道聖書学院(松元潤学院長、札幌市)は、14日に学院新チャペルに場所を変更し、卒業生・修了生(8人)とその家族、所属教会や赴任先教会の関係者のみで行われる。なお、卒業式の様子はライブ中継されることになっている。

日本メノナイト・ブレザレン教団の福音聖書神学校(杉貴生校長、大坂府池田市)は15日、2人の卒業生および学校関係者のみで縮小して行う。

「キリストの教会」によって支えられている大阪聖書学院(岸本大樹院長、大阪市)は20日、4人の卒業生および学院関係者のみで縮小して行う。

同志社大学(松岡敬学長、京都市、神学部・神学研究科)は、卒業式・学位授与式の中止を決定した。学位記や関係書類は19日付で発送されることになっている。

関西学院大学(村田治学長、西宮市、神学部・神学研究科)は、3月に予定されていた大学卒業式および大学院学位記授与式を中止した。当日授与する予定だった卒業証書などは3月中に郵送される。

バプテストの西南学院大学(G・W・バークレー学長、福岡市、神学部)は、19日に予定されていた大学卒業式・大学院学位記授与式の中止と同時に、17日の近隣教会との懇談会、18日の卒業礼拝も中止した。学位記や関係書類は18日付で郵送される。

カトリックの南山大学(鳥巣義文学長、名古屋市、人文学部キリスト教学科)は、5日の卒業記念品贈呈式、20日の卒業式を中止にした。卒業式で行っていた学位記授与の方法などについては別途学生に知らされる。

 






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