9月25日はグレン・グールドの誕生日

 

今日9月25日はグレン・グールドの誕生日です。20世紀の最も優れたピアノ演奏家の一人といわれ、特にバッハに傾倒し、さまざまなバッハの鍵盤作品について大胆な再解釈を行い、多くの業績と録音を残しました。低い椅子に座り、猫背で演奏するスタイルと、弾きながらハミングする癖でもよく知られています。惜しくも50歳で脳卒中により急逝しました。

(写真:Hl)

1932年、カナダ・トロント生まれ。父方がメソジスト、母方が長老派に属し、25年にはそれらが合同してカナダ合同教会(カトリックに次いでカナダで大きいプロテスタント教派)になりました。両親共に信仰深く、グールドも子ども時代は両親について日曜礼拝に熱心に通っていたといいます。

18歳頃から、教派や教義によって分けられる宗教を拒絶するようになり、教会に行かなくなります。しかし晩年、「日曜の晩の礼拝を、ステンド・グラスを通してはいり込む陽光と祈祷を、『主よ、この世の与えられぬ平安を与え給え』で結ぶ牧師の姿とともにはっきりと覚えている」とその頃の思い出を語っています。

世界にその名を広めたのは、デビュー盤であるバッハの「ゴルトベルク協奏曲」(56年)。ルイ・アームストロングの新譜を抑えてチャート1位を獲得したこのアルバムは、クラシック界に大きな衝撃を与えました。愛読書が夏目漱石の『草枕』であるなど、日本への造詣(ぞうけい)も深く、再録音した「ゴルトベルク協奏曲」(81年)では日本製のピアノが使われました。

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