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上智社会福祉専門学校、2021年以降の学生募集を停止

 

上智学院(東京都千代田区、佐久間勤理事長)は6月28日、運営する上智社会福祉専門学校(同、髙山貞美校長)の学生募集を2021年度以降、停止することを発表した。5月29日に開かれた理事会で決定したもの。

「今後につきましては、2020年度の入学生を含めて、卒業まで責任をもって教育・学生指導に尽力してまいります。卒業生に関しましても、支障のないよう法人として対応してまいります」と同校は述べている。

上智社会福祉専門学校は、イエズス会士で上智大学教授のペトロ・ハイドリッヒ神父によって1964年に設立された。その前年、上智大学社会福祉専修科が厚生省(当時)から社会福祉主事養成機関として指定されたことをもって創立としている。

日本が高度成長期に向かう時期に、急激な経済成長から取り残されて苦しんでいる多くの人のいることに目を留めたハイドリッヒ神父は、この問題を研究するとともに支援する専門職を養成することこそ、上智大学の使命と考えた。そこで、大学関係者や文部省、厚生省、東京都、社会全体にその必要性を強く訴えかけ、教員の招聘(しょうへい)や教室の確保、厚生省への認可申請などを行ったという。

最初、社会福祉専修科は、保育士と社会福祉主事の両方の資格が取れるコースを設置。66年に上智社会福祉専修学校となり、77年に上智社会福祉専門学校へと発展した。その後、課程の増設・改編を経ながら、保育士、社会福祉士、児童指導員、介護福祉士など、社会福祉に関わる人材を育成してきた。しかし90年代から、6000校以上あった専門学校が現在、4000校余りへと減少傾向にあり、同校も入学志願者数の低迷が続いたため、2002年に社会福祉主事科を廃止し、17年には保育士科の学生募集停止が行われた。

同校はこれまで約5000人の卒業生を輩出しており、沖縄県知事の玉城デニー氏も出身者の一人。1988年、創立25周年を記念してマザー・テレサが同校のためにメッセージを寄せたこともある。

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