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バチカンでクリスマス・ツリー点灯式、砂のプレゼピオも

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カトリックの総本山バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で7日夕方、関係者や巡礼者らが見守る中、毎年恒例のクリスマス・ツリーの点灯式が行われた。サンピエトロ大聖堂を背にして、高さ約20メートルのツリーにイルミネーションが輝くと、集まった人々から感嘆の声が漏れた。

また、同広場に11月下旬に運び込まれた720トンもの砂から制作された砂のプレゼピオもこの日、公開された。キリスト降誕の場面を再現したもので、マリアやヨセフ、天使、羊飼い、3人の博士らが砂から浮き彫りにされている。高さは約5・5メートル、幅16メートル。

砂像が専門の「サンドマン」とも呼ばれる米国人芸術家のリッチ・バラーノさん(60)が監督し、オランダやロシア、チェコから彫刻家3人を呼んで制作を指揮した。

クリスマス・ツリーとして使われたモミノキとプレゼピオは、毎年異なる地方から贈られている。2018年度の降誕祭のモミノキは、イタリア北部、フリウリ・ベネチア・ジュリア州とコンコルディア=ポルデノーネ教区の寄贈により、カンシリオ森林から運ばれた。またプレゼピオは、同じく北イタリアのベネチアに近い沿岸の街イェーゾロとベネチア総大司教区から、特に彫刻に適したイェーゾロ海岸の砂をプレスした塊を彫刻した「砂のプレゼピオ」が贈られた。

教皇はこの日、バチカンに集ったモミノキとプレゼピオの寄贈者・制作者らに会い、次のように話した。「クリスマスのツリーとプレゼピオは、私たちを魅了してやまない二つのしるしです。これらは主の降誕について語り、私たち一人ひとりのそばにいるため人となられた神の神秘を黙想させるからです」

モミノキとプレゼピオは、7日から一般公開され、降誕祭を経て、来年の主の洗礼の祝日(1月13日)まで広場を飾る予定。降誕節の終了後、砂は元の場所に返され、別の砂像に利用されるという。

サンピエトロ広場にツリーを飾る習慣は1982年に当時の教皇、故ヨハネ・パウロ2世が始めた。

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雜賀信行(さいか・のぶゆき)

雜賀信行(さいか・のぶゆき)

「クリスチャン・プレス」編集長。カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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