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東京基督教大学の新入生は57人、山口学長の新体制がスタート

投稿日:2018年4月26日 更新日:

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東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)の入学礼拝が4月4日に行われた。新入生は57人。山口陽一新学長が「Stand in the Gap 破れ口にキリストの平和を──友なるイエスに応えて」と題して説教した。「Stand in the Gap 破れ口にキリストの平和を」というのは、大学改革の新コンセプト。「神と人、人と人、あらゆる破れ口に立ってくださるキリストにあって、『破れ口にキリストの平和をもたらす人』を育てたい」と語り、「新入生の皆さんを友として迎えます」と歓迎のメッセージを送った。

東京基督教大学の入学礼拝(公式フェイスブックより)

新入生の内訳は次のとおり。国際キリスト教学専攻11人、キリスト教福祉学専攻1人、神学科1年次4人、神学科2年次編入1人、キリスト教福祉学専攻2年次編入2人、神学科3年次編入11人、アジア神学コース5人〔秋入学〕、1人〔春入学〕、大学院修士課程18人、博士課程1人、教会音楽専攻科2人。神学校と違い、授業料と寮費などを合わせて年間約150万円かかる。

前日の3日は、新入生の入寮日。TCUは全寮制の大学なので、新入生は皆、親元を離れて共同生活を送ることになる。寮のエントランスに新入生がやって来ると、館内放送で呼ばれたルームメイトが迎えに来て、部屋に案内した。

卒業式は3月9日に行われ、55人の門出を祝った。国際キリスト教福祉学科14人、神学科21人、大学院修士課程19人、教会音楽専攻科1人だ。

この4月から山口教授が第8期学長に就任(任期は4年)。それに伴い、副学長を新設して、大和昌平神学部長とランドル・ショート教授が初代副学長になった。大和氏は教育・学生支援担当で、多様な背景を持つ学生に対して、それぞれに相応しい成長をサポートする体制を強化する。ショート氏はグローバル担当で、海外の神学教育機関や関係団体との連携を密にすることと、学内の留学生の支援強化に取り組む。山口氏が務めていた大学院神学研究科委員長には伊藤明生教授が就任した。

昨年10月24日、米国出張中の小林高徳(たかのり)前学長が急逝し、学長代行を大和氏、そして今年から山口氏が務めた。山口氏の学長就任は、小林氏が急逝する1週間前に決まっており、今年1月に正式に発表された。

各氏のプロフィールは次のとおり。

山口陽一氏

山口陽一
1958年、群馬県生まれ。82年、金沢大学法文学部哲史文学科、85年、東京基督神学校卒業。92年、立教大学大学院文学研究科修士課程修了。85〜90年、日本同盟基督教団・徳丸町キリスト教会牧師、93〜2003年、日本基督教教団・吾妻教会牧師。05年~17年、日本同盟基督教団・市川福音キリスト教会牧師。11年からTCU教授(日本キリスト教史、実践神学)。12〜17年、教会教職課程責任者、大学院神学研究科委員長。この間、日本同盟基督教団理事などを歴任。

大和昌平氏

大和昌平
1955年、大阪市生れ。79年、関西大学法学部政治学科、84年、東京基督神学校、87年、佛教大学文学部仏教学科卒業。94年、同大大学院文学研究科 仏教学専攻修士課程修了。84〜2009年、福音交友会・京都聖書教会牧師、09年から福音交友会派遣教師としてTCUに務め、現在、同大教授(東洋思想、実践神学)。2014年から神学部長。

ランドル・ショート氏

ランドル・ショート
1970年、米アラバマ州生まれ。92年、アラバマ大学(在学中に1年間、千葉大学に留学)、98年、東京基督神学校卒業。2000年、ハーバード大学神学大学院修士課程修了、06年、同大学院博士課程修了。同年からTCU神学部、12年から同大学院で教鞭を執り、現在、同大教授(旧約聖書)。08年からアジア神学コース・コーディネーター、13年から教務部長補佐、15年からグローバル・プログラム・ディレクター。

TCUには次の4つの特長がある。

①全員クリスチャン。
学生と専任教職員が全員、クリスチャンの大学。プロテスタント福音派の信仰に基づいたキリスト教リベラルアーツを土台にして、神学、国際キリスト教学、キリスト教福祉学を学ぶ。また、教派を超えた交わりはかけがえのない財産になる。

②寮生活
全寮制の大学。キャンパスの中に寮があり、生活、信仰、学問が統合されたクリスチャンとして成長することを目指している。生涯の友を得、多くの留学生と交わり、自分を知り、他者を知る場だ。

③少人数教育
専任教員1人あたりの学生数は7人。授業以外でも質問したり、食堂で一緒に食事をしたりできる人格的な交わりがある。

④留学生
学生の4人に1人が留学生。国籍もアフリカ、アジア、北米、南米など。共に寮で生活し、学ぶことで視野が広がり、文化や言語を超えた交わりを経験できる。

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雜賀信行(さいか・のぶゆき)

雜賀信行(さいか・のぶゆき)

「クリスチャン・プレス」編集長。カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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