台風21号 西日本の教会にも大きな爪あと

 

4日から5日にかけて日本列島を縦断した台風21号。特に関西地方を中心に甚大な被害をもたらした。現在もなお、被害の全容が見えない中、台風が通過した西日本の各地からは、今までに経験したことのない災害の様子が報告されている。

クライストコミュニティ武庫之荘チャペルの飛ばされた屋根

兵庫県尼崎市にあるクライストコミュニティ武庫之荘チャペルの大橋謙一牧師は次のように話す。

「4日の午後1時くらいが台風のピークでした。突然、停電になり、外には出られないので、教会の3階にある牧師館で静かに過ごしていました。すると、突然『バリバリ』と音がしたかと思ったら、教会の屋根が飛んでいくのが見えました。荒天のため外を歩いている人がいなかったので、よかったと思っています」

武庫之荘チャペルでは、剥(は)がれた屋根で電線を傷つけてしまったため、今もなお電気は不通のまま。板だけになってしまった屋根からは、雨漏りもしているという。

「私は、日本福音自由教会協議会の災害担当もしています。つい先日は岡山の豪雨災害支援にも行っていました。しかし、まさか自分が被災するとは思いませんでした。教会員のご家庭でも、屋根が飛んでしまったという話は、すでに何件か聞いています。どうか皆さんお祈りに覚えてください」

大阪府枚方市にある日本ナザレン教団・楠葉台教会でも、十字架が根元から曲がってしまうという被害があった。

十字架が根元から曲がった日本ナザレン教団・楠葉台教会

「こんなことは初めてです。枚方のあたりは、とにかく風が強かった。屋根が剥がれて飛んでいったという被害は多いようです。十字架も早く撤去するなら撤去して新しいものにするか、修理をするのか、見てもらいたいのですが、いつも頼んでいる建築屋さんも屋根の修理の依頼で手いっぱいのようで、見積もりが一カ月先になると言われました」と藤原伸彦牧師。

猛暑、豪雨、そして想定をはるかに超えた大型台風が日本列島を襲った今年の夏。被災した人々のために祈りたい。

 






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