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第41回日本基督教団総会 テーマは「伝道する教団の建設──伝道の命と力の回復」

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第41回日本基督教団総会が23日から25日まで、ホテル・メトロポリタン(東京都豊島区)で開催された。今回の主題は「伝道する教団の建設──伝道の命と力の回復」。

第41回日本基督教団総会には、議員総数400人中376人が出席
した=24日、 ホテル・メトロポリタン(東京都豊島区)で

逝去者記念礼拝から始められた2日目となる24日。1日目に有効投票数の過半数に達しなかったため、議長選挙の再投票が行われた。その結果、現職で5期目となる石橋秀雄氏(越谷教会)が議長に再選された。あいさつに立った石橋氏は次のように語った。

議長に再選された石橋秀雄氏=24日、 ホテル・メトロポリタン(東京都豊島区)で

「これまで4期8年にわたって重責を担わせていただきました。そこで感じたことは、日本基督教団の議長は批判もたくさん受けるが、その中で祈られているということです。祈られ、支えられていることによって重責を担うことが許されたと思っています。

今回、正直なところ、十字架がおろされたとホッとしていたところでした。しかしながら、この結果を主の十字架としてまた負っていかなければなりません。

信仰の一致による伝道協力、同時に、伝道の命と力の回復をもって一致し、伝道推進に取り組んでいきたい。また、機構改革に取り組み、この危機的状況を教団全体で乗り越えていきたいと思います。祈りとご協力をよろしくお願いします」

新副議長のに選ばれた久世そらち氏=24日、 ホテル・メトロポリタン(東京都豊島区)で

新議長承認の後、副議長の選挙も行われた。議長同様、1回目の選挙では決まらず、さらに2回目でも過半数を超える人がおらず、上位二人での決戦投票の末、久世そらち氏(札幌北部教会)が選出された。前副議長の佐々木美知夫氏のあいさつに続き、久世氏は次のように述べた。

「思いもよらず大きな責任を負うことになり、(ヨナのように)タルシシュに向かう船に乗りたいような気分です。この総会のみならず、これからの2年間で日本基督教団のために何をすることができるか、皆さんと共に考えていきたいと思います。こうなるとは思わずに送り出してくれた札幌北部教会、北海教区のためにもお祈りください。石橋議長と共にこれから2年間、神様の前に誠実な歩みをなしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」

ミナハサ福音キリスト教会(GMIM)との宣教協約締結式で、調印文書に署名する石橋秀雄氏(左)とヘイン・アリーナGMIM議長=24日、 ホテル・メトロポリタン(東京都豊島区)で

今年度の総会では49の議案が用意され、2日目の冒頭には、「ミナハサ福音キリスト教会(GMIM)とその宣教協約に関する件」が審議された。

同教団とGMIMとの関係は、1942年、旧日本海軍がインドネシアのミナハサに上陸して以後、同教団が牧師を派遣したことに始まる。99年に大洗ベツレヘム教会が設立されると、関東教区を中心に交流を深めてきた。審議においては、戦争責任への謝罪がしっかりされていないことや、合意書に歴史的な記述が不十分であることなどが指摘された。その一方、インドネシアの人が日本に好意的であることや、在留資格「外交」で大洗に来ている人たちが安心して生活し、信仰が継承されることを願っているなどの意見が交わされた後、過半数の賛成をもって可決した。

礼拝形式の宣教協約締結式では、ガラテヤ3章26~29節が読まれた後、総幹事の秋山徹氏が協約までの経緯を伝えた。調印には、GMIMのヘイン・アリーナ議長、へニー・スマクル前議長、石橋議長、秋山総幹事が署名し、調印文書を交わした。

アリーナ議長は次のように語った。「GMIMは、医療・教育の働きにおいてインドネシでいちばん大きなプロテスタント教会です。この連携は神様の導きだと信じています」。続いてスマクル前議長。「戦後、何人かの日本人が医療の分野でミナハサの人を助けました。これからも互いに助け合う関係になれるように願っています」。最後に石橋議長がそれに応えてこう述べた。「侵略戦争に加担した罪に対し、悔い改めの祈りをもって隣人に赦(ゆる)しを乞(こ)いながら調印をしました。共に調印できたことに喜びと感謝を覚えます」

「WCC世界宣教伝道会議」に参加した3人から報告が行われた=24日、 ホテル・メトロポリタン(東京都豊島区)で

議事の合間には、「熊本・大分地震支援」「大阪北部地震・台風21号被災」「西日本豪雨被災」「北海道胆振(いぶり)東部地震被災」の災害支援報告とともに、今年3月にタンザニアで行われた「WCC世界宣教伝道会議」、同じく3月に青山学院大学で行われた「リフォユース500」(宗教改革500周年記念教会青年大会)についても報告された。世界宣教伝道会議に参加した青年たちが、「この会議の目的は、第三世界の課題に向けてでした。その中で、少数意見に耳を傾けることを学び、マイノリティー問題への意識を高めることができました」と伝えた。リフォユース500については、「他教派から教団への期待を強く感じた」などの報告があった。

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2018年11月17日 患難との戦い(フィリピの信徒への手紙 1:12-20)
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兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。

つまり、わたしが監禁されているのはキリストのためであると、兵営全体、その他のすべての人々に知れ渡り、

主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、わたしの捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです。

キリストを宣べ伝えるのに、ねたみと争いの念にかられてする者もいれば、善意でする者もいます。

一方は、わたしが福音を弁明するために捕らわれているのを知って、愛の動機からそうするのですが、

他方は、自分の利益を求めて、獄中のわたしをいっそう苦しめようという不純な動機からキリストを告げ知らせているのです。

だが、それがなんであろう。口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされているのですから、わたしはそれを喜んでいます。これからも喜びます。

というのは、あなたがたの祈りと、イエス・キリストの霊の助けとによって、このことがわたしの救いになると知っているからです。

そして、どんなことにも恥をかかず、これまでのように今も、生きるにも死ぬにも、わたしの身によってキリストが公然とあがめられるようにと切に願い、希望しています。

(フィリピの信徒への手紙 1:12-20)

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