【米クリスチャニティ・トゥデイ】礼拝をやめるべきか、やるべきか──全米福音同盟会長と「クリスチャニティー・トゥデイ」最高責任者の声明(後編)

 

神への愛と隣人への愛

「対面での礼拝をやめることで、神への愛よりも健康への愛が高まるのでは」と危惧するクリスチャンもいる。しかし、私たちはそうは思わない。

もちろんクリスチャンとして私たちは、肉体的な健康を失うことよりも、さらにはこの地上の生活を失うよりも悪い運命が存在することを知っている。歴史を通してイエス・キリストの福音のために献身し、命を危険にさらしてきた数々のクリスチャンを称賛している。

しかし、いま求められているのは、一時的に離れることであり、信仰を否定して神を礼拝することをやめることではない。ほかの人と一緒に礼拝することで命を危険にさらすことになるし、またそれは他の多くの人の命を危険にさらすことにもなる。

今は多くの教会が、距離を保ちつつも地域に仕えるため、また礼拝を続けるための創造的で説得力のある方法を見つけ出している。多くの教会はリモートでの礼拝を提供し、困難な時にも福音の希望を伝えることで、今まで届けられなかった人に対しても手を差し伸べているのだ。

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Some of our brothers and sisters have argued that shuttering in-person services elevates the love of health over the love of God. We do not share this view. Of course, as Christians we believe there are worse fates than the loss of physical health or even this earthly life. We too admire the example of Christians throughout history who have risked their lives out of devotion to the gospel of Jesus Christ. However, we are being asked temporarily to convene remotely, not to deny our faith or to cease worshiping God. It is one thing to risk your own life in order to worship together in person; it is quite another to risk the lives of countless others, when so many churches are finding creative and compelling ways to carry on in worship and community from a distance. By offering their remote services and proclaiming the hope of the gospel in troubled times, many churches are reaching audiences they have never reached before.

パンデミック(世界的感染拡大)のまっただ中において、自己犠牲的なやり方で神の愛を示すよう、信仰によって召し出された人たちには、「ほかの人を危険にさらさない方法で行動するように」と助言したい。

たとえば、隣人が出勤できるように、そのお子さんを預かってはどうだろう。または、貧しい人や弱い立場の人のために食料を配ろう。孤独な人や高齢な人をリモートで「訪問」してみては。教会や、今この戦いの最中にある伝道活動のために献金をしてもいい。

私たちは、神への愛が足りなくても、隣人への愛が足りなくてもいけない。教会は、神聖な場所を隔て射る壁の外に立つ教会になれるのだ。

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For those who feel called by their faith to demonstrate the love of God in the midst of the pandemic in ways that are self-sacrificial, we encourage you to do so in ways that do not endanger others. Offer to watch a neighbor’s children so she can continue to work. Distribute food to the poor and the vulnerable. Arrange remote “visits” with the elderly and the isolated. Give sacrificially to your church and to other ministries engaged in the fight. We need not fall short in either our love of God or in our love of neighbor; the church can be the church outside the walls of the sanctuary.

恵 み

理想どおりに礼拝が守れなかったとしても、礼拝を中止する決定に明らかな間違いや判断ミスがあったとしても、神は信仰者の心を見ておられる。

ヒゼキヤ王の時代、神の民は何十年も無視してきた過越の祭りを祝うことに決めた。しかし、民は一つとなって行動することができなかったので、間違った月に過越祭をすることになった(歴代誌下30:15)。タイミングも悪かったし、上手く実行することもできなかった。「彼らは規定に反して過越のいけにえを食べた」のだ(18節)。

ただ、「彼らは聖所の清めの規定に従いませんでした」(19節)とあるにもかかわらず、主はその礼拝を受け入れられた。なぜなら、それは良い実践ではなかったものの、良い信仰に基づいていたからだ。

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Even if our observance of worship is less than ideal, even if there are honest mistakes or misjudgments made in the cancellation of services, God sees the heart of faith. During the time of King Hezekiah, the people of God sought to celebrate Passover after years of neglect. But because they could not get their act together, they observed the Passover in the wrong month (2 Chron. 30:15). They compounded bad timing with bad practices: “they ate the Passover, contrary to what was written.” (v. 18). Yet, even though the people were “not clean according to the rules of the sanctuary” (v. 19), the Lord accepted their worship because it was done in good faith, albeit not in good practice.

ジェームズ・ティソ「ユダヤ人の過越祭」

ヒゼキヤの時代に民に示したような恵みを、主はいま示してくださらないだろうか。現代の危機的状況において、主が深いあわれみをもってご自分の民をご覧になり、典礼のしきたりに従わないかたちであったとしても、神をあがめようという礼拝に満足してくださらないだろうか。

ハグではなく、メールや電話で平和を伝えよう。それらは劣った方法だろうか。確かにそうだろう。それらは主に受け入れられるだろうか。そうだと信じている。

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Will the Lord show any less grace to us than he showed to his people in Hezekiah’s day? In our moment of crisis, we suspect the Lord will see the deep faith and sincere intentions of his people, and will be pleased with worship that may not follow liturgical protocols but nonetheless seeks to honor him. We will not be passing the peace with hugs, but rather with texts and phone calls. Are these modes inferior? Yes. Will they be acceptable to the Lord? We also believe, yes.

結論──次のステップ

必要不可欠ではない仕事を国が休業させる中で、教会は祈りという不可欠な働きのために立ち上がらなくてはならない。誰もこの働きを免除されていないからだ。

どのような時にも、霊によって祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。(エフェソ6:18)

自宅での礼拝やオンライン礼拝といったかたちで物理的に距離を取ることであっても、それは私たちの深い霊的つながりを反映している。

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As the nation closes down non-essential businesses, the church must rise up to its essential work of prayer. Nobody is exempted from this work: “And pray in the Spirit on all occasions with all kinds of prayers and requests. With this in mind, be alert and always keep on praying for all the Lord’s people” (Eph. 6:18). Physical distancing in household worship or online services still reflects our profound spiritual solidarity.

神を礼拝するため、地域に貢献するため、隣人を愛するため、神の霊に満たされた創造力を祈り求めよう。信仰深い兄弟姉妹が歴史を通して行動してきたように、私たちもある程度は個人的なリスクを受け入れる準備をしつつ、広い地域で危険を最小限に食い止める革新的な方法を模索するのだ。

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We can pray for Spirit-filled creativity to worship God, serve our communities, and love our neighbors. As our faithful brothers and sisters have done throughout history, we should be prepared to accept some personal risk as we look for innovative ways to serve that minimize danger to the broader community.

クレメンス1世の祈りに加わろう。

「主よ、あなたに願い求めます。
私たちの助け、守りとなってください。
苦しんでいる私たちの仲間を救ってください。
倒れた者を立ち上がらせてください。
貧しい者をお助けください。
病人を癒やしてください。
迷える人々を連れ戻してください。
空腹の人を養ってください。
捕虜を解放してください。
弱き者を強くしてください。
傷ついた者を励ましてください。
すべての国に、あなたこそ唯一の神であり、イエス・キリストが御子であり、私たちは神の羊であり、神が羊飼いなのだと分からせてください。アーメン」

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Let us join together in this prayer of Clement of Rome: We ask you, Master, be our helper and defender. Rescue those of our number in distress; raise up the fallen; assist the needy; heal the sick; turn back those of your people who stray; feed the hungry; release our captives; revive the weak; encourage those who lose heart. Let all the nations realize that you are the only God, that Jesus Christ is your Son, and that we are your people and the sheep of your pasture. Amen.

執筆者のウォルター・キムはシャーロットビルのトリニティー長老教会牧師。全米福音同盟会長。もう一人のティモシー・ダーリンプルは「クリスチャニティトー・ゥデイ」最高責任者、

本記事は「クリスチャニティー・トゥデイ」(米国)より翻訳、転載しました。翻訳にあたって、多少の省略をしています。

出典URL:https://www.christianitytoday.com/ct/2020/march-web-only/walter-kim-nae-timothy-dalrymple-cancel-church-or-not.html

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