吉持章牧師、召天 日本同盟基督教団や東京キリスト教学園、JEA、いのちのことば社の理事長を歴任

 

吉持章(よしもち・あきら)氏が14日朝、千葉市内の病院で肺炎のため召天した。83歳。日本同盟基督教団や東京キリスト教学園、日本福音同盟(JEA)、いのちのことば社の理事長を歴任した。葬儀は来週、家族のみで行う。

1936年に愛知県で生まれ、17歳の時、岡崎城の本丸跡で行われた天幕集会で入信。59年、日本クリスチャン・カレッジ(現・東京基督教大学)の第4期生として卒業後、日本同盟基督教団・愛宕山教会(愛知県)、浜松中沢教会(静岡県)、茨木聖書教会(大阪府)、平和台恵教会(千葉県)、館山教会(同)の牧師を務めた。

80年のビリー・グラハム国際大会では全国総務を務め、87年、東京キリスト教学園理事長・学園長、96年、日本同盟基督教団理事長、98年、日本福音同盟理事長、2003年、いのちのことば社(スウェーデン同盟キリスト教団)理事長に就任し、教団だけでなく福音派の超教派の働きに尽力。96年、バイオラ大学より名誉神学博士号が授与され、18年には福音功労賞(日本福音振興会)を受賞した。

今年のイースターに日本同盟基督教団・沼南キリスト教会(千葉県柏市)で説教をする吉持氏。

日本ホーリネス教会福音使の吉持久雄氏の娘だった前夫人と神学生時代に結婚し、鈴木姓から吉持姓になるが、死別した。次男の日輪生(ひわお)氏は茨木聖書教会の牧師。2005年に現夫人の節子氏と再婚した。

著書に『旅人の歌翼があったら』『日々の宝』『坂道を前に』(いのちのことば社)などがある。

 






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